ベツレヘムの星
庭に咲くハナニラ
昔渥美半島に住んでいたクリスチャンの老婦人が小さな球根を送ってくれました。
彼女はその花をベツレヘムの星と呼んでいました。
通常ハナニラと呼ばれていることを知ったのは球根をもらってから数年後のことでした。
それまで道を通りがかりの人に、「きれいな花ね、何と言うのですか」と聞かれると、ベツレヘムの星ですと答えていました。
イスラエルの国旗を見ますと三角形二つを上下反対にして重ねた星型の青い図形が真ん中に描かれています。
この図形はダビデの星と呼ばれています。
6枚の花びらをもった青いハナニラに似ています。
ところがダビデの星にならず、ベツレヘムの星になったのはクリスチャン達がハナニラのことをそう呼んだからでしょうか。
ベツレヘムの星とは、「東の国の博士達」を、ベツレヘムにいた生まれたばかりのイエスの所に導いたという星です。
(注)ハナニラの別称としてベツレヘムの星をあげている辞書もあります。
繁殖力が旺盛な花で、今では庭のいたるところで咲き競っています。
夕方あたりがちょっと暗くなるとベツレヘムの星はひときわ浮き出てきます。
夜空の星のよう光り輝きます。
花びらに蛍光物質が含まれているのでしょうか。
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