愛は回り持ち
昔ベツレヘムの星をくれたクリスチャンの老婦人のお話しです。
若い頃、彼女は、肺結核にかかって苦しんでいた貧乏な家庭の若い女性達を献身的に世話しました。
まだ化学療法がない時代でした。
ひたすら栄養のあるものを食べさせようとしました。
しかし彼女の経済力に限界がありました。
肺結核の女性達は若くして彼女の腕の中で次から次へと亡くなっていきました。
でも女性達は、彼女の愛を受け、最後まで生き生きとしていました。
晩年は、彼女は、塾を開き、学校の勉強についていけず取り残されてしまった子ども達に数学と英語を教えました。
ろうそくの火が最後にぱっと明るくなるように彼女は子ども達と明るく生きました。
そして完全にろうが燃えつきて亡くなりました。
その彼女が、愛は回り持ちとよく言いました。
愛してくれる人を愛することは愛ではないと教えました。
愛を受けたら別の人を愛しなさいと教えました。
またお返しを期待して愛してはいけないと教えました。
彼女は神から愛されていると信じて生きました。
だから神から受けた愛をすべて神以外の人に与えました。
愛を返せない弱者や子ども達をひたすら愛し続けました。
99人の普通の人のことは忘れ、1人の弱者を助け続けました。
命絶え、筆が指から落ちるまで弱者に愛の手紙を書き続けました。
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