大きな権限が与えられている自我
神について説明できる人は少ないと思いますが、神(の存在)を感じている人は多いと思います。
ところで感じる人とは自我です。
そこで自我が感じる神と自我の関係を考えてみます。
いい話題ではありませんが、日本は自殺が多いので自殺で考えてみましょう。
自殺は、自我が考え、決心し、実行します。
どうして神は自殺を阻止しないのでしょうか。
まるで神は自殺を認めているかのようです。
本当は、神は、人が自殺していいと思っていないと思います。
それなのにどうして神は待ったをかけてくれないのでしょうか。
自殺するには自我に大きな実行力が求められます。
生きることができないなどと弱音をはく自我が、どうして自殺を実行する力を持つことができるのでしょうか。
どうも神は、自我を信用しているように見えます。
自我が何を決心しても、神は、はいはいと聞いてくれるような気がします。
子に甘い親のようです。
神は、自我の決心と実行を盲目的に助けているように見えます。
決心が自殺のような恐ろしいことであっても神は力を貸してしまうようです。
そんなことはないと思うでしょうが、現実はそうなっています。
神がその全知全能をもって人間の自我を管理しているというのは明らかに嘘です。
したがって次のような知識を導き出すことができます。
自我には大きな権限が与えられている。
自我の責任は重い。
どんなに苦しくても自我は、生きることを考え、生きると決心すべきである。
生きると決心すれば神は人が生きることに力を貸してくれる。
反対に死ぬと決心すれば死ぬことに力を貸してしまう。
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