春の叙勲
苧環(おだまき)
中学校までは賞をもらうと誇らしく思いました。
しかし高等学校から賞に関心がなくなってしまいました。
そして高等学校から65才の今日に至るまで賞をもらったことはほとんどありません。
人にほめられるような業績は何もあげなかったからでしょう。
平々凡々に生きてきたからでしょう。
もらわないことが当たり前ですから政府の春の叙勲など私とは全く無縁の世界です。
勲章がもらえるまで団体の長にしがみついている人がいるというお話しを聞くと笑ってしまいます。
先輩達が勲章をもらい、喜びのおすそわけだと言って何か品物を送ってくると、小学生や中学生じゃあるまいしと思います。
勲章をもらってもその人が亡くなると、いつしか勲章の存在が忘れられたり、勲章が古物商の店先に陳列されたりしているのを見ると、勲章って何だろうと思います。
たまに叙勲を断ったという人のお話しを聞くと、へえ、大人もいるんだと妙に感心します。
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