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2005.06.07

ノーネクタイ

ajisai

省エネのため環境省がノーネクタイ運動を始めました。
蒸し暑い日本の夏、わざわざ冷房をきかしてネクタイをしめ、仕事をするのは変です。
ノーネクタイが当たり前になることはいいことだと思います。

戦後の男性のビジネススーツであった背広は、画一的でつまらないものでした。
そこで男性はネクタイでおしゃれをしました。
ところが私は、ネクタイがいいと思ったことがありません。
どうしてあんなものを首にしめ、前に垂らしているのか不思議に思っていました。
(注)背広は、civil clothesのcivilがなまって「せびろ」になったのだそうです。

40年以上前のことですが、入社した会社の東京本店で、夏、開襟シャツで出社したところ、エレベータの中で重役につかまり、会社員たるもの、ネクタイをしめるのが礼儀であると説教されて参りました。
講演会では講師がきちんとネクタイをしているのでノーネクタイで聴講することは失礼と注意されました。
一流のホテルのレストランは開襟シャツでは入れませんでした。
格式を重んじた時代でした。

地球温暖化問題のおかげでやっとノーネクタイ運動が起こりました。
新しい男性のビジネススーツが誕生するきっかけになるといいと思います。

ついでですが、私が入社した当時、本店の女性は制服がありませんでした。
それはもう女性が美しく見えました。
女性の服飾は自由でいいとうらやましく思ったものです。

ところが、確かオイルショックの後だったと思いますが、会社の業績が低下し、新事業も失敗続きだったとき、本店が女性の制服を決めました。
給料が低いのに服飾が自由だと出費がかさむと女性が文句を言ったと聞きました。
会社が無料で支給した制服ですから、大きさ、体形に応じた形の種類に制限があり、女性美が損なわれ、男性はもちろんこと、女性の中からも失望の声があがりました。
男性の仕事の能率が落ち、またデートが減ったのではないでしょうか。

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