「神から聞いた」とは
ある人が、Aという教えを神から聞いたと言ったとします。
別の人が、Bという教えを神から聞いたと言ったとします。
そしてAはBでなかったとします。
どちらを信用すればいいでしょうか。
実は、本当に神から聞いたかどうかは信頼性がないと思っていいのではないでしょうか。
真実は、その人が、自分が真実の神と思った神から聞いたと思ったいうことでしょう。
あるいは、自分の言っていることは真実であるということを強調するため、神から聞いたとか、神が言ったという場合もあったでしょう。
宗教の教祖の教えは、彼らの時代や社会では革新的であったと思います。
人の問題や社会問題を深く考え、人々が通常考えない解釈あるいは解決策を提示したと思います。
神から啓示を受けたような教えであったでしょう。
しかし彼らの教えは、部分的には神秘的ですが、大体は人間的な教えだと思います。
普通人間が考えない教えであったとしても、人間が考えた教えと言っていいと思います。
だから当時は革新的な教えだったと思いますが、現代から見ると所々古さも目立つということではないでしょうか。
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