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2006.06.22

うそつきは信用できない

034

私は陸上自衛隊がイラクから撤退することに賛成です。
したがって次に述べることは撤退反対が目的ではありません。
小泉総理のうそに対する批判です。

これまで小泉総理は「テロに屈しない」と言って、撤退に反対してきました。
それなのにサマワの治安権限がイラク新政府に移管されると聞くと撤退することにしました。

ところがイラク新政府の復興支援要請はこれから本格化します。
サマワの復興支援が終わったと言うなら、「テロに屈しない」で別の場所の復興支援をやればいいはずです。
小泉総理の言動は矛盾しています。

「テロに屈しない」でイラクの復興支援をやりたかったというのは明らかにうそです。
アメリカ政府の強い要請でやったことは明白です。
真の目的はアメリカ政府の戦争に協力することでした。

小泉総理は、アメリカ政府に従がったのは国民のためだと言いたいのでしょう。
苦しい選択だったと言いたいのでしょう。
それなら最初からそう説明して国民から自衛隊イラク派遣について理解と支持を得ればよかったと思います。
うそをつく必要はなかったと思います。

国民を馬鹿にし、適当な理由をつけて政府はやりたいことをやる傾向を持っています。
国会議員も、当選すると自分達は権力者であると思い、国民を馬鹿にする傾向を持っています。

これでは国民はますます政府を信用しなくなるでしょう。
政府に対し非協力になるでしょう。
すると政府に残された手は強権だけになるでしょう。
日本は不自由な社会、暗い社会になってしまいます。

政治はかけひきといえども総理が国民にうそをつくようになったらおしまいです。
ところで次の総理とうわさされている人は信用できる人でしょうか。
日本、東アジア、さらには世界の未来を的確に予測できている人でしょうか。

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