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2007.01.31

人口減少問題

218bluemountain
オーストラリア シドニーから車で約2時間のところにあるBlue Mountain
シドニーの友人撮影

人口減少の背景に結婚しない傾向があります。
結婚したいという思いは大半の人が持っています。
それなのに結婚しないのには、若い人が、結婚したいと思うができない事情があるとか、結婚しない生き方に関心を持っているなどいろいろな理由があると思います。

私は、結婚しない原因の一つとして、近年結婚に至らない性交を10代で経験した男女が増えていることが、異性不信の原因になっていないか心配しています。
性交経験で大人になったように思う人が多いのですが、実は異性から信用を失ったという場合が多いものです。

性交すれば子が産まれるかもしれません。
子が産まれたら養育するのが普通です。
このような素朴な考えを持ち、出産、養育に責任を感じる人でないと異性からなかなか信用されないのではないでしょうか。

最近柳澤伯夫厚生労働大臣が、女性を子を産む機械と発言したそうです。
人口減少が経済縮小の原因となり、さらには税収減になって政府が破綻すると心配して機械の稼働率を上げることが大切と言いたかったのでしょう。
しかしこのような機械的発想で人口減少問題を論じることはあまりにも軽率です。
何といっても人である女性に対する侮辱です。
また人口減少に至った政治責任について考察が足りません。

人口減少という大きな流れがあった場合、その流れが問題と思うなら、流れが生じた原因を究明することから厚労省は作業を行なうべきでしょう。
柳澤大臣が女性は生産機械だ、もっと生産せよと言えば済むような問題ではありません。

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