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2007.05.29

自我を主張し、人の命の重要性を知らない

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松岡利勝農林水産相が昨日28日に自殺しました。
自分の不正を認めて反省することができず、法律(成文法)に違反していないという論法で自分(自我)と大臣の地位を守れると思った人が、自我も大臣の地位も、さらには自分の命も失ってしまいました。
見栄を張っていたが、実は、自分を罰したのは自分という形になってしまいました。

道徳や教育を強調する安倍晋三総理が、閣僚の不正をかばったために松岡氏の自殺という不道徳、非教育的な結果を誘発したことは安倍総理の不徳であったと思います。
安倍総理はタバコを吸いながら禁煙を説くような矛盾に満ちた人だと思います。

誰でも善悪半々です。
安倍氏にも松岡氏にも欠けていたことは、人に道徳や教育を説く前に、自分も善悪半々と知り、善をやるようにし、悪を反省して捨てる努力であったと思います。
彼らの最大の罪は、人の命の重要性を心から理解していなかったことです。

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2007.05.25

万里の長城ができても国は滅びる

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財務省によると政府の借金は06年末時点で830兆円だそうです。
政府の借金は国民の借金という考えがあるようで、政府も報道機関も、国民一人当たり650万円借金していることになるなどと言います。

嫌な言い方です。
人々は、政府がこのような借金をすることを認めたという自覚を持っているでしょうか。
自分にどのような悪影響があるかわからず、自分には関係ないと思って放置してきたのではないでしょうか。

私達は、政府は私達に対するサービス機関であるという認識をしっかり持つべきと思います。
大赤字の政府のサービスが悪くなるのは必然です。
税金は増やすが、サービスは減らしたり、差別したりするようになります。

現在大問題になっている年金も医療も明らかにサービスの悪化や差別が起こっています。
年金掛け金の増額、年金の減額、年金支給開始年の高齢化、年金額の個人差、社会保険庁の信用低下は、間違いなく人々の生活を直撃します。
健康保険の掛け金の増額、医療を受ける時の自己負担の増額、病院がない地方の増加、病院の信用低下は、人命にかかわる問題です。

私達は政府の借金を軽く考えすぎです。
大借金を放置しているにもかかわらず、政府が、いたずらに隣国の脅威を強調し軍備拡充を叫ぶと、人々が頼れる政府と思い込むというのは不可解なことです。
万里の長城ができても国は滅びます。
国民の苦しみが増え、その活力が低下するからです。
国は内部から滅びます。

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2007.05.22

軍人の現実の姿

290
府中 いこいの森

Office of The Surgeon General, United States Army Medical Commandらが行なった調査報告書”Mental Health Advisory Team (MHAT) Ⅳ, Operation Iraqi Freedom 05-07, Final Report, 17 November 2006”は、イラクで戦争しているアメリカ軍人のモラルの低さや規律の悪さをデータをもって詳細に報告しています。
軍人がいかに一般市民の命や権利を軽視するかを示しています。
一般市民を侮辱、罵倒する、拷問する、殺傷する、仲間の犯罪を上に報告しないなど、戦場における軍人の異常心理がよくわかります。

これは別にイラク戦争だけの問題ではないと思います。
戦場では殺すか殺されるかという緊張下に軍人は置かれますから人命重視とか法重視の精神はどこかに飛んで行ってしまうのでしょう。

戦争を軽々しく論じる人々がいますが、自衛隊員だって戦場では規律が悪くならない保障はありません。
かつての日本軍人は規律が保たれていたと主張する人々も、この報告書を読んで、本当にそうだったかとよく考えてみるといいと思います。

日本の防衛という義のみ考え、現実起こるであろう人命の軽視を考えないと、やらないですむ戦争をやるような大失敗を犯します。

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2007.05.19

現実を仮想世界と錯覚

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映画館で映画を見た後は、大勢の人と一緒にぞろぞろ外へ歩いたり、大勢の人が歩いている騒がしい町に出ますからすぐ現実に引き戻されます。
ところが自分の部屋で一人でビデオを見ると、仮想が続き、なかなか仮想世界から脱出できません。

孤独な人で自分の部屋に引きこもりビデオや本に耽溺する傾向がある人は、仮想世界慣れし、現実世界まで仮想世界と錯覚しやすいということがあると思います。
つまり現実が見えにくくなることがあると思います。

仮想世界と現実世界との境界が曖昧になり、現実が見えなくなると、やりたいと思ったことを仮想世界でやるのと同じ感覚で現実世界でやってしまうことがあると思います。

ところで宗教の世界はある種の仮想世界だと思います。
したがって熱心な信者ほど仮想世界慣れしており、現実世界まで仮想世界と錯覚しやすい状態にあると思います。

宗教の教えがよい教えならば信者は現実世界を仮想世界と錯覚していても特に大きな問題を起こしません。
ところが殺人を正当化するような教えの場合は、大問題を起こします。
オウム真理教の教祖や幹部が殺人を犯したのはその例だと思います。

仮想世界を楽しんでいる時、理性的に仮想を仮想と思っているようでは、映画でも読書でも宗教でも面白くありません。
仮想を現実と思うくらい没入すると面白い訳です。
しかし仮想から脱出する方法を失いますと悲喜劇を生むと思います。
ところが脱出しにくいという現実問題がありますから、犯罪に誘導されやすい仮想には近づかないことが大切と思います。
よい映画、よい本、よい宗教を選べというのはそういう意味だと思います。

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2007.05.16

赤ちゃんポスト

292

赤ちゃんポストが健全な仕組みとして社会に定着するか問題になっています。
子育てが苦しくなったという理由だけで親が子を赤ちゃんポストに入れる(捨てる)風潮が生じることは危険です。

子育てについて気楽に相談できる仕組みを考えた方がいいのではないでしょうか。
相談に行くと、無責任を批判されるような雰囲気があると親は相談に行けないでしょう。
子育てできない親にまず同情し、よくお話を聞いてあげ、最善の方法を提案し、その方法の中に赤ちゃんを受け入れることも設ける方が健全です。
こうすれば親は赤ちゃんを専門機関に託したという形になり、捨てたという思いで苦しむことが軽減されるでしょう。

場合によっては記録が残ることが問題になる場合があるかもしれません。
しかし機関が親のことや赤ちゃんのことを記録しないことは法律上問題になるでしょう。
記録はするが、その記録を秘密にする仕組みが必要になる場合があるかもしれません。

この種の機関は民間機関でもいいですが、中央政府および地方政府が、子育てが乱れている現実に対して無責任であることは問題です。
児童福祉法などを見直し、現実に対応できる仕組みに制度を改善することが大事と思います。

赤ちゃんポスト以前の問題として、人工妊娠中絶、赤ちゃん殺し、捨て子は、人命軽視の風潮の原因になります。
道徳教育を重視すると言うならば、今若い人々の間で流行の遊び感覚の性交について否定的であらねばならないと思います。

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2007.05.13

武士道より篤農

288

憲法改正のための国民投票法案がまもなく国会で成立します。
現行憲法第2章(戦争の放棄)を変えることが安倍晋三総理および自民党の目的です。

しかし日本は今熱病にかかっていると思います。
武士道を強調する人が増えている感じがします。
武士道とは日本の武士階級に発達した道徳で、忠誠、信義、質素、倹約、礼節、名誉、武勇などを重んじたとされます。
信義、質素、倹約、礼節などはいいのですが、どうも忠誠、名誉、武勇には抵抗を感じます。
命、法、真偽を論ぜず、上の命令に従って機械のように戦う武士を想像してしまいます。

1867年江戸幕府が滅び、1945年軍部主導の日本政府が滅びました。
いったい武士道のどこがよかったのでしょうか。

武士道より篤農という言葉の方が好きです。
篤農とは熱心で研究心に富んだ農業家という意味です。
政府が滅びても篤農が滅びることはなかったと思います。
明治になって国際収支赤字解消に役立ったのは絹でした。

戦後の日本の繁栄を支えたのは工業でした。
今後も日本が世界の中で発展するには武士道ではなく、篤農のような事業家あるいは仕事人の精神が重要です。

日本産業は頑張っていると思いますが、どうも国際競争に押されて弱気になっている面があります。
技術的課題は必ずあります。
その課題解決に注力する精神を失わなければ日本は元気な国であり続けるでしょう。
ところが武士道だ、防衛だ、軍事同盟だ、集団的自衛権の行使だと言っているようでは発展は望めません。

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2007.05.10

安倍晋三総理の考えは危険

286

安倍晋三総理は、第二次世界大戦で戦死した軍人について、国のために戦って亡くなったと言いますが疑問です。
国のせいで戦って亡くなったと言った方がいいと思います。

あの戦争で家庭、産業、社会が崩壊し、無条件降伏し、日本はアメリカを主体とする連合国軍に占領されました。
国破れ、占領されて、何が国のためになったのでしょうか。
占領状態は、今日においてもアメリカ軍基地が存在するという形で続いています。
日本はいまだにアメリカから自由になっていません。

安倍総理は、戦死者に敬意や尊崇の念を表すると言います。
あの日本の戦争を賛美しています。

戦死者は、自主的に判断する力を失い、思考力乏しい戦争指導者に踊るか、強制され、空しく死んでいきました。
とても敬意や尊崇の念を表する気持ちになりません。
彼らは、不幸であった、可哀想であったと思います。

安倍氏は、靖国神社について、参拝するしない、供え物を出した出さないということについては申し上げないことにしていると言います。
彼が内閣府官房長官のとき参拝したことは事実であるし、総理としても参拝したいと思っていることは明白です。
隣国から批判されるから参拝しないだけです。
また、総理として供え物をしたことは事実です。

事実は事実として言える人でなければこれからも安倍総理はどのような嘘をつくかわかりません。
黙秘すればすむ問題ではありません。
政治を誤る深刻な問題です。

安倍総理は第二次世界大戦のときの日本の戦争指導者の考えを持っている人だと思います。
ドイツがアメリカに代わっているだけだと思います。
国益のために戦争するアメリカとの同盟強化、集団的自衛権を主張し政治を行なうことは危険なことだと思います。
彼の政治は私のためにも人々のためにも国のためにも世界のためにもならないと思います。

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2007.05.07

フランスは近代社会の模範となれるか

284

フランス大統領選挙(決選投票)において保守与党民衆運動連合のサルコジ氏が最大野党社会党のロワイヤル氏よりちょっと多く得票し当選したとのことです。
サルコジ氏がユダヤ系ハンガリー移民の子で、移民系大統領はフランス史上初めてと聞くと、人々が民族をこえた政治思想を重んじていることを感じます。

現在は経済が低迷し失業率が高いそうですが、サルコジ氏は自由主義的経済改革を主張して人々から支持されました。
しかし圧倒的多数から支持された訳ではないので、改革は強い抵抗を受けるでしょう。

政治に対する不満から来る暴動などに対し安易に警察の力を使って押さえ込もうとすると社会はさらに不安定になるでしょう。

私は自由主義を重視していますが、自由主義は法で制御されなければならないと考えています。
強者が作り出すお金、もの、サービスが弱者の生活をも改善することに役立つ仕組みができるかが今後の政治の課題と思っています。
通常強者は自分(強者)のことを考えていますから政府は非常に強い意志を持っていないと強者に支配されるでしょう。

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2007.05.04

憲法論争

282
新緑の横浜舞岡公園

昨日は憲法記念日でしたが、憲法を祝う日と言うより憲法論争の日になってきました。
現行憲法は時代遅れだと主張しながら政府が5月3日を憲法記念日として祝日にしている訳ですから日本は混迷を深めているとの感がします。

憲法に問題があるならまず憲法を改正することが先という憲政の基本を無視し、政府は、小学生でも変だと思うような憲法解釈を行なって政治を行なってきました。
多くの人々が異議を唱えましたが、国会も裁判所も政府の憲法解釈を支持してきました。

国会や裁判所まで憲法を大切にせず、政府の憲法解釈を認めたのは、人々の法に対する不信の原因になったと思います。
今では政府だけでなく人々まで憲法を自己流に解釈し、百家争鳴の状態です。

安倍晋三総理が意図する憲法改正が日本のためになるとは思いませんが、彼が改正を強く望むのは、このまま解釈憲法で政治をやっていると、何かやる都度、憲法違反と非難されたり裁判を起こされたりすることを嫌ったからでしょう。

解釈憲法で政治を行ない続けることはやめるべきだと思います。
そのような政治では人々の思考が狂い、法重視の精神が崩壊します。
政府がそうなら自分も法を適当に解釈してやりたいことをやるという人が増えます。
現代の日本の乱れの主な原因の一つが政府の憲法軽視と思います。

憲法改正については自民党はすでに案を発表しています。
政治学者や憲法学者は、条文ごとに自民党の改正案の利点欠点を整理し、人々にわかりやすく解説し、できるだけ多くの人々が自民党案を詳細に検討できるようにするといいと思います。
野党も、反対と言うだけでなく、問題点を整理して人々に説明し、さらには代案を出すべきです。
解釈憲法で政治を行ない続けることは人々のためになりません。

わからないまま、何となく雰囲気で自民党の改正案を認めると、後でこんなはずではなかったということが自分の身に起こります。

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2007.05.01

1年やれば1年の経験と知識

280

森林ボランティア活動をやっており、昨日は東京都のあきる野にある山の木の育苗場の草取りに行ってきました。
私が参加しているボランティアグループは奥多摩の森林保全を主目的にして木の苗の供給を行なっています。
あきる野の育苗場では主にトチノキの発芽2年目の苗木が育っています。

横浜に住む私がわざわざ奥多摩の方に行くのは、奥多摩の自然が好きということのほかに、このグループの先輩達の情熱と実行力に感動したからです。
植物の専門家もいて、毎回参加し、山の木のことだけでなく、育苗場に行けば育苗場の雑草についてまでその薀蓄を語ってくれるのでこの活動を初めて2年目の私には勉強になります。

まだ黙々として作業をやっていますが、初めて参加したボランティアから、これは何の木の苗ですかと聞かれたりすると、昨年私が初めて参加したとき山の木の苗を何も知らなかったことを思い出します。
1年やれば1年分の経験と知識、10年やればきっと10年分の経験と知識が身につくのでしょう。

2年生の私は、まだわかったという気持ちが全然しません。
学び続けなければいけないと思っています。

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