軍人の現実の姿
Office of The Surgeon General, United States Army Medical Commandらが行なった調査報告書”Mental Health Advisory Team (MHAT) Ⅳ, Operation Iraqi Freedom 05-07, Final Report, 17 November 2006”は、イラクで戦争しているアメリカ軍人のモラルの低さや規律の悪さをデータをもって詳細に報告しています。
軍人がいかに一般市民の命や権利を軽視するかを示しています。
一般市民を侮辱、罵倒する、拷問する、殺傷する、仲間の犯罪を上に報告しないなど、戦場における軍人の異常心理がよくわかります。
これは別にイラク戦争だけの問題ではないと思います。
戦場では殺すか殺されるかという緊張下に軍人は置かれますから人命重視とか法重視の精神はどこかに飛んで行ってしまうのでしょう。
戦争を軽々しく論じる人々がいますが、自衛隊員だって戦場では規律が悪くならない保障はありません。
かつての日本軍人は規律が保たれていたと主張する人々も、この報告書を読んで、本当にそうだったかとよく考えてみるといいと思います。
日本の防衛という義のみ考え、現実起こるであろう人命の軽視を考えないと、やらないですむ戦争をやるような大失敗を犯します。
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