« 問題解決に私達が動こう | トップページ | 民主党は代表を代えた方がいい »

2009.03.02

伊東温泉

0903013
伊豆 伊東 雨の松川遊歩道から

伊豆の温泉地伊東に行ってきました。
2月28日(土)晩暗くなった頃伊東駅に着きました。
観光地というのにすでに観光案内所は閉まっていました。
そこで駅前の看板の地図を見つけてホテルまでの道を調べました。
駅前いちょう通りという道をまっすぐ歩いていけばいいことがわかりました。

比較的広い道でしたが、車も人もあまり通らない暗い道で夕食をとる店があるかどうか心配になり、歩き始めて最初に見つけた道に面した貧相なそば屋に入りました。
中に入ると、暗い照明でしたが外よりは明るいですからよけい店の貧相さが目立ちました。
しかしよく見ると、手入れはまったくできていなかったが、昔のそば屋の形を残した店であることがわかりました。

ヘルメットをかぶったおじいさんが注文を取りにきました。
日雇い工事人かと思いました。
仕出しのとき50ccで行く姿のまま店の中で注文を取りに来たのでしょう。

そばを持って来てくれた人はおばあさんでした。
おじいさんとおばあさんが二人でやっている店とわかりました。

そばを食べて驚きました。
予想に反してそばもつゆも非常においしかったからです。
店は駅に近い通りに面した非常にいい条件の所にありました。
おじいさん、おばあさんが若かった頃はきっと繁盛したと思います。
その当時から味を工夫してきたのではないでしょうか。

そばを食べていると常連と思われる老人が数人来ました。
食べに来たというより、時間を費やしにきたという感じで、お話しをしたり、新聞を読んだりしていました。

駅前いちょう通りをさらに歩いていくと道は広いのに閉まっている店ばかりでますます淋しくなりました。
観光地でも夜ともなればどこでもこうなのでしょう。

目的のホテルは伊東大川沿いにありました。
建物は箱型の普通の老朽ホテルでしたが、屋内のお風呂も露天風呂も広々しており、さすがお風呂だけは力を入れているなと思いました。
最近のホテルはお風呂を建物の高い所に設け、見晴らしを重視していますが、ここは昔ながらに1階に設け、屋内のお風呂からは広いガラス窓を通して、木々に囲まれた庭園風の露天風呂を見ることができるようになっていました。
木々に囲まれた庭園風の露天風呂は私の好みです。
足場がぬるぬるすると気持が悪いのですが、そのようなことはなく、清掃は行き届いていると思いました。
泉質はかすかに硫黄臭がする程度で透明でした。
土曜日の夜というのに私が借りきったようなお風呂でした。

翌朝ホテルの食堂で食事をとりましたが、大勢の人が泊まっていたことがわかり不思議に思いました。
この人たちは温泉を楽しんだのだろうかと思いました。
老人ではなく、若い人が多く、意外でした。
大学生のグループでしょう。

3月1日(日)はあいにくの雨でした。
伊東大川沿いの松川遊歩道を歩き、伊東へ来たら必見という昭和初期建築の大きな旅館東海館(現在は伊東市が管理)に行って見物しました。
よく工夫された旅館建築に感心しました。
言葉での説明がむずかしいのですが、各部屋の入り口が家の入り口のようになっており、また廊下が片歯の縦引きのこぎりのような形になっており、入り口が歯に相当する部分に面するようになっています。
廊下を歩く他人から部屋に入る人の姿を見えにくくする工夫だったそうです。
廊下の板材はのこぎりの歯の背に平行に張ってありますので廊下を通してみると直線的ではありません。
珍しい廊下です。

何故か昔この旅館で働いた人々のことを思い、見物中ため息ばかり出ました。

伊東生まれの医学者であり文人であり画家であった木下杢太郎の事績を学び、お昼に好物のあじさしを食べて伊東を後にしました。

ある昔の文人が、伊東は雑然とした町であった、いいのは温泉だけだった、と書いています。
この言葉は現代の伊東にも当てはまります。
町の人々は、折角の温泉、海、山、海産物の恩恵を生かした美しい町づくりをしていません。

町の人々は旅人に親切です。
この親切に美意識が加わると伊東は素晴らしい観光地になると思います。

|

« 問題解決に私達が動こう | トップページ | 民主党は代表を代えた方がいい »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 伊東温泉:

« 問題解決に私達が動こう | トップページ | 民主党は代表を代えた方がいい »