中国政府が昔の暗い政府に戻らないことを祈る
民主党政府は在日アメリカ軍を外国の攻撃を防ぐ抑止力として使うと言います。
この考えではアメリカに対し日本の立場を改善することは不可能です。
アメリカとの関係を対等にすると言っていたのにどうしてこれほど後退したのでしょうか。
政治を担当するようになって民主党政府はなにか恐怖を感じたようです。
中国の脅威を痛感したのではないでしょうか。
経済成長が続いていますが、一人当たりで見るとまだ中国は経済水準が低い状態にあります。
もし中国政府が今後も成長に必要な資源の確保に失敗すると人々の怒りは政府に向かいます。
そこで政府は自分の崩壊を防ぐため必死に資源確保に走るでしょう。
東シナ海の海洋資源開発については中国政府の侵略的姿勢に日本政府はかなり緊張しています。
中国との貿易、中国への投資が伸びているので日本政府は忍耐している状態です。
背に腹はかえられぬ事情がある中国政府は東シナ海については今後も日本に対して侵略的姿勢を持ち続けるかもしれません。
総合的に判断して現在の日本との経済交流を犠牲にして中国政府が東シナ海で日本と戦端を開くことは考えにくいのですが、民主党政府は用心して在日アメリカ軍を戦争抑止力として残すことにしたのでしょう。
中国政府は、中国のことだけでなく、中国周辺国のことも考えるようにならないと、自国の経済改善を持続させることは不可能です。
現状のままでは周辺国から嫌われ、東アジア共同体の中心的メンバーになれないでしょう。
反対に東アジアで孤立する恐れがあります。
冷戦時代の中国政府に較べれば現代の政府は経済交流の重要性をよく理解していると思います。
再び昔の暗い政府に戻ることがないように祈ります。
| 固定リンク
コメント