一人静かに戦死者を悼む
戦死者を悼(いた)まなかったと言って、菅直人総理らが15日に靖国神社に参拝しなかったことを非難する人が大勢いますが、これはおかしいと思います。
政府は8月15日武道館で例年のように全国戦没者追悼式典を盛大に催しました。
菅総理らも出席しました。
戦没者の中には戦死者も含まれています。
菅総理らが戦死者を悼まなかったという非難は当たりません。
靖国神社は宗教法人であるため憲法第20条(信教の自由、国の宗教活動の禁止)にしたがって自民党内閣時代から政府は特定宗教に片寄らない全国戦没者追悼式典を催してきました。
この方法は合法かつ妥当と思います。
個人としてなら問題ありませんが、大臣として靖国神社に参拝することは憲法違反です。
靖国神社はどこか戦争を美化するところがあって神道信者の中にも抵抗を感じる人が多いと聞きます。
大多数の人は靖国神社に参拝しません。
しかしほとんどの人が戦死者を悼みます。
靖国神社に参拝しないという理由で批判することは間違っています。
靖国神社参拝者は、参拝しない者を非難して心を荒らげるのではなく、一人静かに戦死者を悼むといいと思います。
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