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2010.08.05

社会が風化

S100805

100歳以上の人が多いので感心していましたが、すでに亡くなった人が生きていることになっていることがあると聞いて驚きました。
90歳以上でも、80歳以上でも、70歳以上でも同じことが起こっていると思います。
孤独老人が増えているからです。
地方政府に把握されないまま昔どこかで亡くなっていることがあります。
これは未発達社会に観察される現象ではないでしょうか。
未発達社会では生きるか死ぬかは個人の責任、地方政府は知らないという雰囲気があります。

孤独老人の増加は深刻な社会問題です。
地方政府に連絡すべきことがあっても孤独老人は連絡しないことがあります。
地方政府は100歳以上に限らず孤独老人担当を置いた方がいいのではないでしょうか。

住宅を増築したり、新築すると必ず固定資産税徴収のため調査員が訪問してきます。
これぐらいの熱心さで安否確認を重視したら孤独老人の命をもうちょっと大切にすることができるでしょう。

家族がいても家族が孤独老人の近況を知りたくないと思うような人間関係が増えているそうです。
家族の崩壊です。

向う三軒両隣のお付き合いもなくなっていると聞きます。
社会システムが発達しているせいか、向う三軒両隣で助け合うという慣習がなくなりました。
ところが現在の社会システムでも助けることができない死角があります。

べたべた付き合う必要は全くありません。
元気だろうかと思う気持ちぐらい、家族や隣家に対して持つのが人情と思います。


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