プライドより人の命
プライドを傷つけられたと怒り、相手に暴力を振るうことは当然という考えがあります。
傷つけられても暴力でやり返さないことはプライドがないという考えすらあります。
このような社会では暴力を禁止する法律は作動しません。
どうすれば法律が作動するようにすることができるでしょうか。
時間はかかりますが、世界の文化交流が重要です。
プライドより人の命の方が大切という知識を世界に広めなければなりません。
暴力を肯定する価値観の背景に主義、宗教、道徳がある場合は厄介です。
主義、宗教、道徳は反人間的な人をつくる場合があります。
したがって政府はある主義、宗教、道徳に片寄らない政治を行わなければなりません。
日本の退廃を心配して教育に宗教、道徳をもっと取り入れろと主張する人が多いのですが、問題はそんなに簡単ではありません。
神道も仏教も儒教もいい面、悪い面を持っています。
人の命を重視する政治を重視せよと言った方が安全ではないでしょうか。
現在政府は朝鮮(北)に経済制裁を加えています。
ほとんどの日本人が経済制裁を当然と考えています。
日本人のプライドを感じます。
日本人はこの経済制裁が朝鮮の人々の命を危険にしていることに気付きません。
やがて朝鮮の人々の反感が日本人の命を危険にする形ではね返ってくることに気付いていません。
人の命の重要性に関する日本人の知識がまだまだ乏しいからだと思います。
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