原発事故が解決しても原発問題は解決していない
福島第一原発ですが、問題が大きくなる危機的状態は脱出できたのでしょうか。
放射性物質の放出は減っているのでしょうか。
水素爆発がないとか、白い水蒸気が見えないということは放射性物質が出ていないということでしょうか。
もし放射性物質の放出が止まっているならば福島県や周辺県の放射能汚染された野菜などの問題は解決の方に動いていくでしょう。
しかし原発周辺の土壌汚染や水質汚染や海水汚染は問題が長引きそうです。
原発のちょっとした放射能洩れに対しても神経質だった日本人が、今度の原発事故で放射能慣れし、放射能洩れに鈍感にならないように祈ります。
半径20km以下の住民が避難した事実、原発周辺は人が住めなくなる恐れがあること、原発事故対策に当たった人々が死ぬ思いであった事実、福島県東部だけでなく、周辺県まで放射能汚染で売れなくなった野菜などがあった事実、日本人だけでなく、世界の人々に大きな不安を与えた事実を忘れてはいけないと思います。
私はこれを機会に人々が一段と省エネルギー技術、エネルギー節約行動、新エネルギー技術に注力し、エネルギー消費が少ない割には生活水準が高い国になってほしいと思います。
原発がなくてもやっていける国になってほしいと思います。
今度のような事故が二度と起こらなくても日本は原発から大量に出る放射性廃棄物の処理で苦しみます。
私達の世代はこの問題を解決できないでしょう。
大変な難問を子孫に残します。
子孫が問題解決してくれると期待している人が多いと思いますが、それはあまりにも無責任です。
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