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2013.01.31

正義の戦争などない

1945年、アメリカとの戦争が終わった年、私は5歳でした。
町はアメリカの空からの爆撃、機銃掃射、艦砲射撃のせいで半分が廃墟になりました。
祖父の家は爆弾が落ちて完全に消えました。
祖父母は幸運にも防空壕に避難していて助かりました。
父は汽車で織布工場に通勤していたが、アメリカ軍用機の機銃掃射で客車の下を逃げ回ったと言っていました。
登校中の女学生が大勢アメリカ軍用機の機銃掃射で殺されたと聞きました。

B29の前の銃座に人がいるのが見えるほどアメリカ軍用機は低空飛行しました。
夜の町が爆弾の炸裂で真っ赤になるのを見ました。
焼け跡の煙の漂う道に住宅や爆弾の破片がたくさん散らばっていました。
爆弾でできたが穴が町中にありました。

戦後、アメリカ軍が進駐して売春婦が急増しました。
私の町にはアメリカ軍人は駐在しませんでしたが、やはり売春婦が増えました。

戦後、アメリカから食料など生活物資が供給され、いいこともありましたが、私がアメリカに対して持っている感情はその非人間性に対する怒りです。
この怒りは今日においても消えていません。
忘れたいと思うが、在日アメリカ軍のニュースや、アメリカの戦争のニュースを聞くと、怒りの感情が燃え上がります。

歴史を勉強しましたから、日本の非人間性も頭ではわかっていますが、体が覚えていることは、アメリカの非人間性だけです。
子供であった私は、外国における日本の戦争を経験していません。
父は馬にけられて腰に負傷し帰ってきました。
おじ達は戦争についてほとんど私に話しませんでした。
戦中何をしていたか話しませんでした。
海軍に入り、駆逐艦に乗った叔父だけが、自分が乗った駆逐艦が2隻もアメリカの潜水艦に撃沈されたと話してくれました。
2回とも、海に漂っているところを撃沈されなかった僚艦に助けられたそうです。
出航した、撃沈されたとのことで一度も銃砲を撃ったことがなく馬鹿みたいだったそうです。

アメリカの戦争は正義であったなどというお話しは信用しません。
正義の戦争があるなどというお話しも信用しません。
戦争は犯罪である、人の命の軽視であると思っています。

なお、正当防衛という概念があるが、国際法、さらには国際法に代わる世界法不備の現状ではあいまい概念だと思います。
この概念に意味を持たせるためには法を明確にし、国連、さらには国連に代わる世界機構の信用を高めなければなりません。

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