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2013.04.19

今回の異次元金融緩和は異常金融緩和

130419

2012年度の貿易は輸出額が64兆円、輸入額が72兆円、貿易赤字が8.2兆円だったそうです。
貿易赤字は2年連続で、2011年度に比し、赤字額は実に1.8倍になったそうです。
最近は安倍晋三内閣や黒田東彦日銀の金融緩和、円安誘導で赤字額が大幅に増える傾向を示しています。
これは何を意味するかというと、輸入型になっている日本経済においては円安誘導は日本のためにならないということです。

株価が上がったとか、輸出関連企業の収益が上がったとか、デパートの売り上げが上がったとか、人々はミクロの指標を見て喜んでいますが、マクロでは日本の貧困化が進んでいます。

人々の金融資産は1400兆円と言われていますが、世界基軸通貨ドルが80円から100円になることでドルベースでは円資産価値は20%も下がったことになります。
たった数か月の間に280兆円の損失が発生しました。
輸入型になっている日本経済においてはこの損失は非常に大きいと思います。

ここで人々が決心をして、輸入品を買わないようにし、国産品を買うようにすれば貿易収支は改善します。
しかしアベノミクスで舞い上がっている人々が、日本は問題だ、問題解決には国産を買うことだなどと考えるでしょうか。
反対に成金は輸入品が高くても気にしないかもしれません。

そもそも不必要なお金を大量にばらまくとか、為替相場を短期間に大幅に下げることは非常に危険な行為です。
投機家は喜びますが、通常経済は混乱します。
アメリカ経済が不調なためドルは50円に向かって下落すると予測されていました。
それを100円に戻す行為は無理があります。
再び円高に転じる確率が高いと思います。
もし日銀が健全であったならばドル80円で安定化させるか、世界基軸通貨と言われながらもアメリカ通貨にすぎないドルに代わる世界通貨を新設する方向で工夫努力したでしょう。

今回の内閣と日銀の異次元金融緩和という異常金融緩和は経済の実態を無視した金融操作で失敗に終わると予測します。

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