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2016.08.08

現天皇は天皇が死ぬときのことを非常に心配している

今日天皇が発表した最近の思いを聞きますと、天皇は、死ぬときまで天皇であることは、仮に摂政をおいても問題があると言っています。
延命治療と、死後の葬儀儀礼が遺族や関係者にとって非常に重荷になることを気にしています。
死ぬとき天皇でなければ、過度な延命治療や葬儀儀礼が必要なくなるとの思いがあると思います。

過度な延命治療については昭和天皇が死んだときの延命治療を思い出すとわかりやすいと思います。
輸血を延々と続け、すでに意識はなかったと思いますが、死ではない状態を保たれました。
天皇であると普通に死ぬことができません。
現天皇は父の死を知っていますから繰り返してはいけないとの思いがあると思います。

葬儀儀礼はもがりと本葬がありますが、もがりは、古代の葬儀儀礼で、天皇が死ぬと、約2か月もがりの行事が連日あるそうです。
もがりの目的は、死体を本葬しないで、棺の中に置き、生き返ってほしいと祈りながらも、死体が腐敗し、白骨化するのを見て天皇の死を確認することだと言いますから、気が弱い人には耐えがたい行事です。
もがりが終わると本葬ということになり、この葬儀が1年も続くそうです。

天皇であるがゆえに、死ぬとき延命治療と葬儀儀礼が異常になるという訳です。
遺族や関係者は1年以上も普通の生活、普通の仕事に戻れません。
その間、異常体験をすることになります。

皇室の伝統を守ることは歴史的価値があると思いますが、皇室の人々や関係者に非人間的な行事を強いることがあってはいけません。
非人間的な行事は記録に残すようにし、死ぬときの医療や葬儀は現代風に変えてもいいと思います。

天皇といえども、人であり、人として生きる自由を持っています。
現天皇は非常に忍耐強い人ですから、ひたすら天皇の望ましいあり方を考えてきました。
しかし、今後我を張る人が現れるかもしれません。
天皇職は絶対嫌だと主張する人が現れるかもしれません。

天皇職をどうするか、避けて通れない人々の課題と思います。

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