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2017.08.11

熊野三山では水の霊を強く感じた

S170811

先日熊野三山を訪問しました。
今では熊野信仰が全国に広がっているそうです。
私は熊野信仰とは無縁に育ちましたので、知識がありませんが、熊野三山をめぐって水を強く感じました。
山は深いのですが、比較的穏やかです。
大雨が降ればたとえば熊野川は氾濫をおこしたこともありますが、通常は穏やかな大河です。
この熊野川に流れこむ川々は清らかです。
那智の滝は、大昔のマグマだまりが固化した南端が露出し、100m以上の断崖を形成し、マグマだまりの上の山(那智山原始林)に降った雨がこの断崖の上から落下しているそうです。
私が行ったときは水量が少なかったようですが、水量が多いときの滝と滝つぼから吹き上がる水煙は見事だそうです。

熊野は水の霊気を強く感じます。
恐らく昔は熊野信仰とは素朴な自然信仰であったと思います。

それが立派な神社仏閣などができますと、いろいろな信仰物語が取りこまれ、訳のわからない複雑な神社仏閣信仰になります。
霊験あらたかな神社仏閣となります。
神社仏閣信仰では建物が壮麗でなくてはなりません。

美しい自然はそのまま残っているのですが、その中に壮麗な建物があるという形になります。
どっちが主役かわからなくなります。

熊野川の上流に本宮大社があります。
何の知識もなく本宮大社に近づいた私は右手、熊野川のほとりに巨大な黒々した鳥居があることに気付きました。
この鳥居から入って参道を通り、本宮大社に行くのが本当の本宮大社のお参りの仕方かと思いました。
しかし駐車場が本宮大社の脇にありましたのでこの大鳥居を後回しにして、長い石段を登ってまず本宮大社に行きました。

その後で大鳥居に行きました。
水田の間に参道があって向こうに森と大鳥居がありました。
水田と森を見て美しい景観と思いました。
私が育った町にも広大な水田の向こうに森があり、その森の中に神社があったので、懐かしい思いがしました。、
本当は大鳥居の向こうの森の中に本宮大社があるのではないかと思いました。
見事な森が大鳥居の前にあるものだと思いました。

行って驚きました。
本当にこの見事な森の中に本宮大社あとがありました。
熊野川のほとりにあったので、1889年、大洪水に襲われて破壊され、1891年に現在の山の上に移動したのだそうです。
黒々とした巨大な鳥居は近年の建築物でただ大きいだけですが、森と、昔の神社があった、ちょっと石垣で高くなっている台地は極めて印象的でした。
実質森だけですが、不思議なことに現在の本宮大社より、この森の方が神韻としていました。
この森の中で大昔の人は荒ぶる水の霊をしずめたのではないかと思いました。

壮麗な神社仏閣信仰は、神社仏閣を運営する側から言えば宗教産業、観光産業感覚になります。
壮麗な施設を維持するためにはお金が必要になるからです。
いろいろな信仰の人や無宗教の人に来てもらいたいからです。
熊野三山もそんな様相を呈していました。


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