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2017.12.03

戦争で国土を拡大することは大損

アルゼンチンの潜水艦が行方不明となり、すでに半月以上がたちました。
まったく信号がないそうです。
電気系統が作動しなかったようです。

アルゼンチンについては外国から侵略される恐れがあるとは聞いていません。
近くにあるフォークランド諸島がイギリス領ということで、1982年、アルゼンチンが島をとろうとしてイギリスと戦争したことがあります。
アルゼンチンが戦争に負け、とることはできませんでした。
イギリスから遠く離れたこの島をイギリスが保持する利点がわかりませんが、現在もイギリスが保持しています。
島単位では赤字ではないでしょうか。
島を守るイギリス軍人・島民の生活は淋しいものではないでしょうか。

イギリスはフォークランド諸島を保持していますが、別にアルゼンチンに侵略する訳ではありません。

アルゼンチンが潜水艦を保持したのは戦争でこの島をとるという方針を持ち続けているということでしょうか。
近年は軍人が戦争で死ぬということがなかったアルゼンチンでは、生存が絶望視されている潜水艦の乗組員の家族が悲嘆にくれています。

鼻先の島が遠く離れた外国の島というのは不愉快なことです。
しかし戦争でとるためにはイギリスと対抗できる軍事力を持たなければなりません。
中途半端な軍事力ではとれません。

フォークランド諸島についてはイギリスと忍耐強く話し合うことにして、税金を広大な既存の国土開発に向けることがアルゼンチンにとって望ましいことと思います。

同じことは日本についても言えます。
どう考えても北方諸島は日本が管理した方が管理しやすいと思いますが、国土拡大主義のロシアは移管しません。
日本は軍事力を強化していつか取り返すと思っているかもしれませんが、軍事力世界2位のロシアと軍事力を競うことは日本にとって大損です。
やはり忍耐強い話し合いが正解です。

既存の国土の生活・生産環境の改善、民生分野での技術開発と生産が日本発展の唯一の道と思います。
戦前の日本は、既存の国土を開発し、民生を改善するという思考が乏しく、当時のアメリカ・ヨーロッパに倣って国土を拡大し、増やした国土から富を集めると考えました。
こんな甘い考えが成功する訳がありません。
既存の国土までとられる結果になりました。
戦争で国土を拡大することは大損です。

(注)ロシアは北方諸島を管理していますが、大幅な持ち出しになっており、日本の共同開発を歓迎しています。日本人が開発に参加しても島単位で黒字になるかどうかわかりません。

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