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2020.06.22

アメリカ軍・軍人は残虐との印象を持っている

   太平洋戦争末期、私は小学校にあがる前の子供でしたが、私の町はアメリカ軍の艦砲射撃と空爆で半分が廃墟になりました。爆撃は夜行われました。私は家の窓から爆発を見ていましたが、地上で炸裂する巨大な花火のようでした。祖父の家は、よく訪問したので思い出深い家でしたが、爆弾で完全に破壊されてしまいました。朝になってまだ煙がくすぶる黒々した廃墟の町をよく覚えています。昼間はアメリカの軍用機が飛来して低空から機関銃射撃を行いました。B29という大型爆撃機が低空で町の上空を飛び、銃座から機関銃の連射が行われました。私ははっきりと銃座にいる人を見ることができました。機関銃射撃は、日本軍人や軍事施設に行われたのではありません。町の民間人や普通の施設が攻撃されました。父は列車で隣の市の会社に通っていましたが、その列車がグラマンというアメリカの戦闘機に機関銃で攻撃され、父は列車の下を逃げ回ったそうです。残虐なアメリカ軍、残虐なアメリカ軍人という印象が強く残っています。
   したがって在日アメリカ軍をいいと思ったことは一度もありません。大人になって子供を連れて富士山によくドライブに行きました。昔は東富士の陸軍演習地に入ることができて、地上で何か仕事をしているアメリカ軍人や戦車に乗って演習場内を移動するアメリカ軍人によく会いました。彼らは私達を見て、怒るのではなく、にこにこしながら挨拶をするので不思議な気持ちがしました。しかし、私にとって聖なる富士山の側面を砲撃や走行戦車でほじくりまわす彼らをいいとは思いませんでした。
   戦後75年弱たったのにいまだに在日アメリカ軍が存在することは問題と思います。安倍晋三総理は、日本の防衛のため役立っていると言うのですが、誰が日本を侵略すると言うのでしょうか。中国やソ連が日本を共産化しようとしたのは昔のことです。今は中国は東シナ海などで日本と利権争いをする程度です。ロシアは北方諸島を自分の領土と主張する程度です。侵略計画を持ち、実行に移すチャンスを待っているとは言えないでしょう。日本は、中国やロシアを仮想敵とし、あるいは侵略の恐れがある国とし、在日アメリカ軍は必要と言っていますが、そうする訳は、アメリカが強く在日アメリカ軍維持を希望し、日本の政治家、上級国家公務員、国策会社重役などと良好な関係を維持しているからだと思います。政治家たちはアメリカの要望を聞いている方が無難という判断をしていると思います。
   しかし、軍を日本に駐屯させ、実質日本を軍事力で支配しているアメリカが日本にとって一番の問題国ではないでしょうか。アメリカと対等で交渉するよりは、アメリカの傘の下にいた方が楽という打算はありますが、日本に自由がありません。

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