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2020.07.29

相撲取り

   今国技館で7月場所が行われていますが、観覧席は、人と人との間隔をとるためがらがらの感じになっています。興行収入は大幅に減っているでしょう。ウイルス禍が長引くと経営は苦しくなるのではないでしょうか。

   相撲取りは相撲以外にどのようなことをやっているのでしょうか。相撲に一途という人生でしょうか。大酒を飲んで暴れたりすると評判を落として相撲界から去るようなことになります。スポーツというより伝統国技という性格が強く、歴史を保存している感じがします。相撲は風格が大変重要です。その上、本当に強くないと見応えがありません。勝負で序列が決まるので、体力の限界や病気・負傷などが原因で伸び悩むと非常に苦しい人生になります。伝統芸能とは違います。相撲取りの子は相撲取りとはなりません。日本相撲協会は、横綱になりそうな人材を発掘し、強い風格のある相撲取りを育てるため大変苦労していると思います。全国巡業は相撲取り発掘のためと言っていいと思います。

   世界に門戸を開いています。外国人でも入門できます。しかし相撲取りの風格までマスターできる人は少ないようです。強いだけでは伝統国技を守れない場合があります。

   相撲界は今回のウイルス禍を乗り切ることができるでしょうか。

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2020.07.28

高温多雨の傾向は強まる

   もともと日本は砂漠とは無縁で、高温多雨の国です。近年の地球温暖化で高温多雨の傾向は強まると思います。したがって大雨による被害はますます大きな問題になると思います。町づくりにおいては大地震だけでなく、大雨についても真剣に防災を考えるべきです。ところが近年の日本は大地震も大雨も軽視し、土建に夢中になってきたと思います。どうしてここまで安全を軽視するのか不思議です。経験知識を活かすとか、長い目で考えるとか、遠謀深慮の精神を失っていると思います。金銭で動く傾向が強いことが思考力低下の原因ではないでしょうか。

   価値観が変わるには少なくとも100年弱の年月がかかると思います。また、つくってしまった危険な町を捨てることができる人はいないでしょう。大被害を受けるまでは危険性を認識しないでしょう。

   日本は今後は確実に人口が減ると予測されています。少数の人でもいいから「安全な永住の地」を選ぶ人が増えるといいと思います。最近数十年間は、第三次産業重視でしたが、今後は、第一次・第二次産業重視が復活し、地方の見直しが進むと思います。大地震・大雨に弱い東京などで肥溜めのウジ虫のような人生を送るより、地方で自然を感じながら生産的に生きた方がいいと考える人が増えるかもしれません。人口が減るとなれば地方では一段と過疎が進むでしょう。したがって「安全な永住の地」を選びやすくなるのではないでしょうか。

   東京などは、改善を考えるより、捨てることを考えた方がいいと思います。改善したと思うと実は危険にしたということが多いと思います。東京は大地震でも大雨でも数万人の人が死ぬとのシミュレーションがありますが、こうすれば安全になるとの方策はありません。都はもう打つ手がないということだと思います。唯一の解決策は大幅に人口を減らし、危険地帯に住む人をなくすことですが、都にはそのようなことはできないでしょう。恐ろしいことですが、大災害待ちになっています。

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2020.07.24

日本は先進国という思い込みを捨てるべき

   戦後技術の遅れに気付いた日本は、アメリカ・ヨーロッパから高度技術を導入したり、盗んだりしながら技術を学び、生産を上げました。私は大学時代専門書の海賊版を買って勉強しました。これは不法行為でした。しばらくして輸入書が買えるようになったので海賊版を買うことはやめました。

   会社では仕事として技術開発を希望しましたが、本社で技術開発管理の仕事をやらされました。自社開発した技術1/3、導入した技術1/3、外国企業の特許明細書を勉強して抵触逃れをしたような模倣技術1/3といった感じでした。

技術を改良して生産能力を上げるとか、品質を改善することはうまく行ったと思います。技術水準がアメリカ・ヨーロッパ並みになるとその後は苦労の連続でした。実用化に至った自社開発技術は少なく、銀行から技術開発投資より定期預金した方がいいのではないかと笑われました。

   国内生産重視から海外生産重視に転じると、労働力は第二次産業から第三次産業に移りました。技術開発と生産は一体的です。日本の技術開発力はどんどん低下しました。私は第二次産業労働者として高給をもらいましたが、近年の第三次産業労働者は高給をもらえないようで貧困層の拡大が続いています。

   大問題と思うのですが、政府も経団連も貧困層の拡大を問題にしていません。海外生産で会社は儲かるからでしょう。国内ではメーカーは従業員削減、非正規雇用の割合を増やすなどの方策で人件費削減をやっています。第三次産業は収益を生まない労働者の動きが多くなっています。政府は観光産業、娯楽産業、マネーゲームなどをやれと言います。最近は賭博までやれと言います。

   政府は堕落しました。経営者も志がなくなりました。第一次産業は衰退、第二次産業も衰退、第三次産業は荒廃という印象です。労働対価が低い産業などいくら大きくしても税収が上がる訳がないのに外国人労働者まで増やして経済拡大を図りたいと政府は言います。頓珍漢政府です。もう日本は先進国ではありません。後退国だと思います。

   改めて第一次から第三次まで産業をまじめに再検討すべきです。借金漬けの不良政府を破綻処理し、新政府をつくって産業再構築をはかるべきです。外国人労働者を増やす必要はありません。人口が5000万人になっても問題ありません。労働者の無駄な動きが少ない産業構造が大切です。国の経済が世界第三位などということは何の意味もありません。人々の生活水準が高いかが問題です。

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2020.07.22

日本は尖閣諸島防衛戦を強いられるかもしれない

   中国が積極的に尖閣諸島をとりにきていることに関するアメリカ政府と日本政府の発表を聞いていると、アメリカと日本は協力して一段と強化した対応をとる動きと思います。

   現在は中国の海警船が四六時中無断で島周辺の日本管理海域に侵入しているそうです。日本の巡視船は言葉で出るように言い続けているが、相手は無視しているそうです。まだ、中国の軍艦が侵入している訳ではありませんが、海警船の不法はうんざりです。明らかに中国政府の命令で海警船は侵入しています。

   中国は、日本は戦争しないと甘く見ています。海上保安庁の対応では中国は侵入をやめません。

   日本の次の対応は、巡視船が射撃して海警船を追い払うのではなく、海上保安庁に代わって自衛隊が防衛任務につくということではないでしょうか。さらにアメリカが日本の防衛戦に協力する方針を明確にすると、さすがの中国も簡単には戦端を開けません。

   中国が国土拡大主義を捨てることが理想ですが、中国の執念深さを見ると外交は容易ではないようです。日本は独立中立が理想ですが、強大国に挟まれて、アメリカとの同盟を捨てることができません。平和主義との矛盾に苦しみ続けます。

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経済活動を再開しても経済は回復しない

   安倍晋三内閣はウイルス禍を甘く見ています。経済活動をやればやるほどウイルス禍がひどくなり、損失が大きくなる恐れがあります。

   現在でも人々が生きるのに必要なもの・サービスの提供事業・仕事はできています。つまり根幹産業は生きています。観光産業のような枝葉産業の回復を焦ってはいけません。動き損を真剣に考えるべきです。ウイルス禍の前にも日本の事業・仕事の収益性の低さが大問題でした。原因は動き損です。収益を生まない動きが多すぎました。ましてウイルス禍の今、動き損はもっと大きくなる恐れがあります。

   たとえば航空会社が遊んでいる旅客機をもったいないと思い、多額の宣伝費をかけて旅行を企画し、実行したが、旅客機は空席だらけ、宣伝費、ガソリン代、旅客機整備費、人件費などがかさみ、赤字で終わる恐れが大きいと思います。つまり損金の積み増しがおこります。

   静かにしてウイルス禍の去るのを待つという姿勢がだいじです。安倍内閣は最初からそうですが、焦ってあれこれやりすぎ、すべて失敗に終わっています。損を積み増しているだけです。政治をよく考えないから損ばかりします。安倍内閣がよくなる可能性はありません。すぐ総辞職した方が損金は極小になります。

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2020.07.20

Go toキャンペーンは失敗

   失敗の原因はウイルス禍の現状を読み誤ったことにあります。感染拡大が再び始まったのに、感染拡大防止に反することを安倍晋三内閣が実行しようとしたことが誤りです。安倍内閣は混乱していて判断力がありません。政治は無理だと思います。総辞職して交代した方がいいと思います。

   まずウイルスを撲滅すると考え、積極的に感染検査を実行し、感染者を隔離治療することを重視する政治家が政治を担当することが望ましいと思います。当面の救済は、生活困窮者を助けることを重視すべきと思います。破綻した事業・仕事を助けることを重視すると、政府にいくらお金があっても足りないと思います。しかもお金を捨てるだけになる場合が多いと思います。

   人々が生きるのに必要なもの・サービスの提供事業・仕事は作動していることを忘れてはいけません。生きている根幹産業を殺さない政策が重要です。ウイルス禍で破綻した産業を助けることは、ウイルス禍が収まっていない現在、非常にむずかしいことです。

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2020.07.19

安倍晋三内閣のGo toキャンペーンには乗れない

   人が移動しないことによる業績悪化の会社は無数だと思いますが、このキャンペーンに乗るとウイルス感染拡大をおこしてしまうかもしれません。すると安倍内閣が助けたいと思った会社が結局助からない上にウイルス禍が大きくなってしまうかもしれません。

   ウイルス撲滅を目標とした感染拡大防止対策を優先することでウイルス禍の早期収束を図った方が損失を小さくできると思います。安倍内閣の中途半端な経済回復策は損失を大きくしてしまうのではないでしょうか。

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外国人労働者を導入するのではなく、日本人失業者を助けてほしい

200719

   アメリカでは密入国者が労働力になっているそうですが、その裏側ではアメリカ人失業者が出ていて、外国人が仕事を奪うと怒ったり、憎んだりするアメリカ人が増えています。社会が危険になりつつあると言われています。

   日本では密入国者は少ないようですが、着実に外国人労働者が増えているようです。外国人町を形成し、そこに前から住んでいた日本人が住みにくいと思って逃げ出すようなことがおこっています。最近は経済不調で倒産する会社が増えて来ました。失業者がうまく次の仕事を見つけることができればいいのですが、見つからないと生活が荒れます。社会がアメリカ型になることを防ぐため、日本人失業者を労働力不足の産業に回す仕組みを失業者によく見える形で充実させてほしいと思います。

   手元にある求人情報だけで事務的に仕事をする職安(ハローワーク)ではなく、労働力不足の産業などをよく知った上で失業者に求人を紹介する知的仕事をする職安になってほしいと思います。外国のことまで紹介してくれなくてもいいが、他県などの産業状況も説明してもらえると助かります。

   2100年には人口半減の予測もあります。労働力不足問題はおこります。しかし、安易に外国人労働者を増やすと、外国人でも日本人でも貧困層が拡大する恐れがあります。人口減少は大問題と考えるのではなく、反対に望ましいと思い、産業の整理と、今ある労働力の流動化に注力し、大きな社会問題にすることなく、人口減少を実現する知的産業・労働政策が重要と思います。食料自給の観点から適正人口を推定すると5000万人ぐらいと思います。国のよしあしは国の大きさ、人口の多さではなく、人々の生活水準だと思います。

   なお、中国、朝鮮(北)などの東アジアが混乱する恐れがあります。日本に逃げてくる難民が出るでしょう。人道的視点で受け入れ、日本人労働者と同じ条件で仕事を提供すべきと思います。

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2020.07.12

ゲートボール(GB)を心から愛した人々

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夏祭りゲート通し遊び

   私は2013年からGBを始めました。私が入ったGB部は40年ぐらいの歴史がある部でした。しかし私が入ったときは70代が1名、80代が3名、90代が3名という状態で大会に出るようなチームを編制することができない状態でした。GBは老人のスポーツという評価が定着し、GB人口が急減していました。部長は80代の人でしたが、その人のお話によると、上手な人が急逝したり、病気になったりして一気に衰退したとのことでした。ほかの町でもGB愛好者が高齢化し、亡くなったり、GBをやめたりしてどんどんチームが消えていきました。

   しかし、GBは町の公園で町の人々とできる数少ないスポーツです。衰退の風潮を気にせず、続けました。やってみると激しい運動はありませんが、打撃も作戦も非常にむずかしいことがわかりました。面白いと思いました。こんな面白いスポーツがどうして衰退したのか不思議に思いました。今までいろいろなスポーツをやって来ましたが、一番面白いと思いました。戦後日本で開発されたスポーツと知ってますます好きになりました。文科省がGBを学校スポーツに取り上げないのが不可解でした。

   隣町にチームがなくなって行き場がなくなったGB好きがいました。私達のチームに流れて来たので歓迎しました。その人が私達の使っている公園のGBコートを見て、「何だ、このグランドは」と大声で批判したので驚きました。無数の石が表面から顔を出していたからです。最初私は気にしなかったのですが、批判されてみると、そのとおりで、私もこれはGBコートではないと思いました。40年の歴史があるのにコートが駄目だったのです。私達の部が長年石ころだらけのコートを問題にしなかったことを知って、歴史が長いだけで部は中身がなかったと思いました。GBを心から愛した人に会ったと思いました。この人は今は故人となりました。今は私達のコートは最善の状態に管理されています。夜大雨が降っても朝やめばちゃんと使える水はけのいいコートになっています。もちろん石もありません。

   別の隣町には一人で町の公園のGBコートを守り、一人でGBの練習をやっている人がいました。そうしていないとGBコートをグランドゴルフ部にとられると言っていました。この人もコート管理は非常に丁寧でした。週に1回は私達のチームに来て練習しましたが、そのほかは一人で練習をやっていました。私は火曜日があいていたので、彼の希望を聞いて彼のグランドでGBをやりました。つまりそれぞれボールを5球もち、競技規則どおり練習試合をやりました。二人でやると打撃も作戦も上達が早くなることがわかりました。この人は晩年は病気が悪化し、入退院を繰り返しましたが、退院するとGBをやっていました。この人も心からGBを愛した人でした。彼も今は故人となりました。10人いないと練習試合が面白くないとか、二人だとつまらないと言って練習試合をしない人がいますが、これは真のGB愛好家ではないと思います。二人でも真剣に練習試合をやる人はGBの面白さを理解した人だと思います。

   GB好きで、打撃も作戦も非常に上手な人がいますが、コート管理の手抜きをやるような人は真のGB好きとは言えません。私達の部には昔はプレーを楽しむだけの人はおおぜいいたのですが、コート管理をやった人はいませんでした。近年、日本ゲートボール連合が若い人を育てることに力を入れるようになり、GB復活の兆しが見られます。打撃・作戦上手だけでなく、道具管理やコート管理がしっかりできるGB愛好家が育つといいと思います。

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2020.07.10

自民党・公明党を含めて現在の国会議員に政治献金しても空しい

200710

   政治家は経済に役立っていないようです。日本の衰退がその証拠です。政治家に期待しても経済成長しないでしょう。政治献金は無駄です。自分の事業・仕事に投資した方がいいと思います。政治家に依存するような弱々しい事業家・仕事人では事業・仕事は成功しないでしょう。

   政治家は公務員の一種と思っていいと思います。威張る政治家は事業家・仕事人の足を引っ張ります。事業家・仕事人が政治献金するから政治家が思いあがって威張ります。事業・仕事環境の改善は、政治家の重要な仕事の一つです。政治献金をもらったらやるような政治家は怠惰な悪徳政治家です。

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2020.07.09

コロナウイルス撲滅に注力した方がいい

200709

   経済を心配してウイルス感染拡大防止対策が緩和され、いっこうに集団感染発生がとまりません。大半の人々は感染を恐れます。外出を自粛します。つまり経済は改善しません。積極的に感染者を探し、隔離治療するのが正しいと思います。中央政府も東京都も判断を間違っています。経済低迷を長引かせています。

   世界を見ると恐るべき感染拡大がおこっています。世界から感染者が来る、あるいは日本人が外国に行って感染して帰国すると思うと、国境をこえて人は交流しません。この状態で来年の東京オリンピックに行きたいと思っている人はどれほどいるでしょうか。ウイルス禍の心配で頭がいっぱいでしょう。日本のオリンピック関係者は、開催したい、感染拡大防止対策を行って開催したい、規模を縮小して開催したいと言っていますが、規模を縮小してもコストが大幅に増えることは明白です。その上、問題が多発します。問題解決に関係者は疲れてしまいます。苦難を乗り越えて開催したということで評価する人もいると思いますが、空しさを感じる人がほとんどと思います。思い切って中止を決断すべきです。

   東京都も中央政府も、オリンピックに期待して投資したホテル、店なども大損ですが、損切りして事業・仕事の再計画を立てた方が回復が早いと思います。オリンピック執着の方が大損になると思います。

   事業家・仕事人は行政が規制したから収益が減ったと考えるのは未来志向ではありません。ウイルス禍のせいで収益が減ったと考え、自発的に事業・仕事の見直しをしなければならないと思います。今回のウイルス禍で経済構造、産業構造が変わると思います。ウイルス禍が去れば元の経済構造、産業構造が回復するということはないと思います。

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2020.07.07

仏教、キリスト教、イスラム教、ヒューマニズム

200707

   仏教やキリスト教は権力者政治家が威張る絶望的な社会の中で、苦悩する個人の、苦悩からの解放を教えた宗教の性格が強いと思います。仏教では執着を捨てる(悟る)こと、キリスト教では新生する(愛する)ことを教えました。これらの宗教に比してイスラム教は、個人を苦悩から解放する社会を重視したと思います。
   社会改善より個人の苦悩からの解放を重視すると、戦争するという手法は使われません。仏教やキリスト教の信者は真の信者なら戦争しません。大半の人が仏教やキリスト教信者になれば自然社会は改善します。しかし現実はそうはなりません。信者は権力者政治家に対し無力でした。大半は権力者政治家に屈しました。戦争した信者は偽信者です。
   イスラム教は社会改善を重視したので絶望的な社会に対しては聖戦をおこして破壊しました。戦士は神から高く評価され、神のもとで永遠に生きるとされました。悪く言うと、イスラム教信者には安易に戦争する面があります。このイスラム教信者の悪い面を悪用しているのが権力者政治家です。イスラム教の社会改善という本来の目的を忘れ、権力者政治家が自分の利権拡大のため、怒り、憎しみ、欲望などの感情に動かされている偽信者を戦争に駆り出し、戦争します。現代のイスラム過激派の戦争はほとんどこれです。絶望的な社会を破壊する聖戦はまずありません。したがってイスラム過激派は、決して7世紀に出現したイスラム帝国のようなイスラム圏を形成することはありません。そこでは文化の発達もおこりません。
   しかし、現代でもイスラム教が静かに世界に浸透している動きがあることは注目すべきことです。権力者政治家とは別にイスラム教団体がイスラム教社会を世界に拡大する動きがあります。仏教団体やキリスト教団体が信者団体として小さく活動しているのに対し、イスラム教団体は、貧困層に救いの手をさし伸ばし、大きくなろうと活動しているようです。
   しかし、中世ヨーロッパで発達したヒューマニズムは人間性を重視しており、神ではなく、人の本性の発達を信じており、近世、学問の発達を大いにうながし、宗教の限界を打ち破ってきました。未だに権力者政治家の跋扈を防ぐことができないでいますが、確実に権力者政治家の跋扈を嫌う人間的な人が増えつつあり、既存宗教の力を借りず、個人を苦悩から解放する方法、社会を改善する方法を生み出しつつあります。
   精神の表層部である自我の経験知識と精神の奥深いところで機能する精神本体の生きる力が共働し、自分も生き、他人も生かす知恵に結晶するなら自分も苦悩せず、他人も苦しめず、社会改善に貢献する生き方が可能になると思います。民主主義も健全に作動し、民主主義国が独裁国のような不法国になることはないと思います。人の命を尊重することは世界に通用する法の中の法です。この法は世界の大半の人々に肯定されています。少数の権力者政治家が、人の非人間的な面を刺激し、対立、争いを煽り、戦争に駆り立てています。大半の人が権力者政治家を見抜き、悪用されない自信を持つことができれば権力者政治家を無力化することができます。

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