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2020.07.07

仏教、キリスト教、イスラム教、ヒューマニズム

200707

   仏教やキリスト教は権力者政治家が威張る絶望的な社会の中で、苦悩する個人の、苦悩からの解放を教えた宗教の性格が強いと思います。仏教では執着を捨てる(悟る)こと、キリスト教では新生する(愛する)ことを教えました。これらの宗教に比してイスラム教は、個人を苦悩から解放する社会を重視したと思います。
   社会改善より個人の苦悩からの解放を重視すると、戦争するという手法は使われません。仏教やキリスト教の信者は真の信者なら戦争しません。大半の人が仏教やキリスト教信者になれば自然社会は改善します。しかし現実はそうはなりません。信者は権力者政治家に対し無力でした。大半は権力者政治家に屈しました。戦争した信者は偽信者です。
   イスラム教は社会改善を重視したので絶望的な社会に対しては聖戦をおこして破壊しました。戦士は神から高く評価され、神のもとで永遠に生きるとされました。悪く言うと、イスラム教信者には安易に戦争する面があります。このイスラム教信者の悪い面を悪用しているのが権力者政治家です。イスラム教の社会改善という本来の目的を忘れ、権力者政治家が自分の利権拡大のため、怒り、憎しみ、欲望などの感情に動かされている偽信者を戦争に駆り出し、戦争します。現代のイスラム過激派の戦争はほとんどこれです。絶望的な社会を破壊する聖戦はまずありません。したがってイスラム過激派は、決して7世紀に出現したイスラム帝国のようなイスラム圏を形成することはありません。そこでは文化の発達もおこりません。
   しかし、現代でもイスラム教が静かに世界に浸透している動きがあることは注目すべきことです。権力者政治家とは別にイスラム教団体がイスラム教社会を世界に拡大する動きがあります。仏教団体やキリスト教団体が信者団体として小さく活動しているのに対し、イスラム教団体は、貧困層に救いの手をさし伸ばし、大きくなろうと活動しているようです。
   しかし、中世ヨーロッパで発達したヒューマニズムは人間性を重視しており、神ではなく、人の本性の発達を信じており、近世、学問の発達を大いにうながし、宗教の限界を打ち破ってきました。未だに権力者政治家の跋扈を防ぐことができないでいますが、確実に権力者政治家の跋扈を嫌う人間的な人が増えつつあり、既存宗教の力を借りず、個人を苦悩から解放する方法、社会を改善する方法を生み出しつつあります。
   精神の表層部である自我の経験知識と精神の奥深いところで機能する精神本体の生きる力が共働し、自分も生き、他人も生かす知恵に結晶するなら自分も苦悩せず、他人も苦しめず、社会改善に貢献する生き方が可能になると思います。民主主義も健全に作動し、民主主義国が独裁国のような不法国になることはないと思います。人の命を尊重することは世界に通用する法の中の法です。この法は世界の大半の人々に肯定されています。少数の権力者政治家が、人の非人間的な面を刺激し、対立、争いを煽り、戦争に駆り立てています。大半の人が権力者政治家を見抜き、悪用されない自信を持つことができれば権力者政治家を無力化することができます。

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