自衛隊の使い方を誤ると「国民の生命と財産」を守り抜けない
岸田文雄総理は、防衛大学の卒業式で、「今回のような(ロシアの)力による一方的な(ウクライナとの国境線の)現状変更を、インド太平洋、東アジアにおいて、決して許してはならない」と述べた上で、卒業生に対し「国民の生命と財産を守り抜く政府の最も重大な責務の一端を担ってほしい」と述べたそうです。
それではゼレンスキーウクライナ大統領は、ウクライナ人の生命と財産を守り抜けているでしょうか。ウクライナ人の戦没者の数はよくわかりませんが、万人のオーダーになっているでしょう。ウクライナ人は1000万人以上が避難民となり、彼らの町は廃墟になりつつあります。ウクライナ人の生命と財産を守り抜けていません。
どうすれば現在のウクライナの惨状を防ぐことができたでしょうか。自衛隊をどう使えばこのような悲劇を避けることができたでしょうか。防衛力を強化すると言いましたが、岸田総理はこの現実を深く考えて卒業生にものを言ったでしょうか。何も深く考えていないと思います。現実を軽視し、アメリカとの同盟や日本の防衛力を強化すれば国民の生命と財産を守リ抜けると安易に考えた浅知恵を気軽に言っただけだと思います。
アメリカとの同盟を強化しても日本の防衛力を強化しても日本人の生命と財産を守り抜けないという現実を考察し、アメリカ流の考えではなく、憲法第9条(戦争の放棄)を活かした国の運営を考えるべきだと思います。戦争の放棄は世界に通用する法だと思います。第二次世界大戦のとき、ドイツに隣接する弱小国がどのように対応することで国民の生命と財産を守り抜き、戦後、世界トップの一人当たりGDPを維持しているかをよく学ぶといいと思います。
国の虚栄ではなく国民の幸福が重要です。
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