ロシアのウクライナ戦争を見ると安倍晋三元総理の積極的平和主義は愚論
国連安保理常任理事国のロシアが、平然と戦争による国土拡大を行っています。軍事力世界一のアメリカはウクライナに協力してきました。しかしロシアはウクライナに侵攻しました。核戦争を恐れるアメリカは、ウクライナ防衛に参戦しないとロシアは読みました。そのとおりでした。
安倍元総理は積極的平和主義(軍事力均衡による戦争の回避)を唱え、アメリカとの同盟強化を進めてきました。その後の菅義偉前総理も岸田文雄総理もこの主義を踏襲しました。アメリカの核の傘の下にあることが平和に有効であると考えています。しかしロシアのウクライナ戦争を見ればこの考えは古いとわかります。プーチンロシア大統領がそのことを証明しました。
それではどうするかと普通の国は考えますが、岸田総理は、そう考えることができません。あろうことか安倍元総理の美化に注力し、偉大な総理だったとし、9月27日武道館で国葬を行うことで、元総理の政策をたたえることにしています。安倍元総理の積極的平和主義の再検討がありません。アメリカとの同盟強化の考えについても再検討がありません。
安倍元総理は偉大であったと言って彼の外交政策を継承していて平和を維持できるとは思えません。国葬など行ったらますます元総理の政策を否定できないでしょう。外交の改善も革新もできないでしょう。日本は何も手をうたないで変化の波にもまれることになるでしょう。
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