ロシアのウクライナ戦争はロシアに正義なし
国連総会は国々の総会であり、民主的とは言えないが、現状では世界の最高の決議機関と思います。その総会が、ロシアのウクライナ戦争は不法と決議したのですからロシアは、その決議に従い、ウクライナから軍を引き上げ、戦争を中止すべきです。
しかし、プーチンロシア大統領一派は、自分勝手な言い分でロシアに正義ありと主張し、戦争をやめません。世界を敵にしています。このような不法を犯しているのに国連安保理常任理事国の資格を剝奪されていません。国連司法が非常に弱いからです。国連を創設したアメリカ、イギリス、中国、フランス、ロシアは、国連で強大な権力を持っているようです。この権力は各国の軍事力で維持されているのでしょう。
ウクライナ戦争が長引くと、ロシアは衰退します。ロシア連邦が解体し、共和国や州の独立がおこるかもしれません。ロシア国は、核兵器を持っているが、通常兵器軍事力は弱くなるでしょう。すでに国連は核兵器禁止です。核兵器を問題にされ、通常兵器軍事力は弱いとなると国連におけるロシア国の権力は小さくなります。そのとき、安保理常任理事国資格が問題になるのかもしれません。
安保理常任理事国制度は廃止が望ましいが、その前に国連司法強化が必要です。日本はアメリカと同盟して世界秩序をつくると言っていますが、アメリカの世界主導が崩れ、多極化がおこっている現在、日本の言っていることは非現実です。
民主主義国は、民主主義のアメリカを民主主義国と認めていますが、従来のアメリカを盟主とする同盟については、アメリカの横暴が問題となり、自主的に考える民主主義国になることを志向しています。日本はアメリカに追従しすぎ、自主性が弱いと思います。
国連を立て、国連総会決議を重んじ、総会決議に基づいて国連を改善する方が現実的です。
アメリカと同盟すると言いすぎない方がいいと思います。中国という現実的脅威についてはアメリカの協力をえて防衛することは現実的ですが、アメリカと同盟しての世界づくりは非現実です。
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