日銀は日銀のために動き始めた
これまでは日銀は金融緩和で不良政府、不良会社の延命をはかってきたが、国債などを買いすぎ、また保有しすぎ、自分が危なくなってきました。そこで日銀は、国債などの売買による長期金利管理重視に転じました。来年は物価は異常に上がらない、ゆるやかに経済成長すると予測しているが、異常気象、コロナ禍、ロシアのウクライナ戦争、アメリカと中国の対立など不安要因があり、長期予測の自信がないようで、月々、情況を観察しながら短期的対策を講じるそうです。
従来は黒田東彦総裁が一人威張るような日銀経営を行ってきたが、いっこうに政府の赤字体質、日本の経済成長力が改善せず、彼の異次元金融緩和は成功していません。反対に日銀の弱体化が問題になってきました。最近は合議で日銀経営が行われるようになり、黒田総裁の権威は下がりました。日銀建て直しに転じたように思います。
こうなると政府や日本経済がどうなるか不安が高まります。不安な事業・仕事環境の中で、個人は自分の事業・仕事の発展に注力するしかありません。政府や日銀がいいことをしてくれるとの安易な気持ちでは生き残りはむずかしいと思います。人々が生きるのに必要な事業・仕事を重視し、日夜工夫努力することがだいじと思います。
このような状態で岸田文雄内閣が、防衛費増、増税を強行するのは理解不能です。事業・仕事環境を悪くする政策です。民力弱き国が防衛力強化ができる訳がありません。外交で防衛戦争になる恐れを下げて民力を改善するのが先です。政府の赤字体質改善が先です。政府は、防衛ではなく、民生改善に役立つ技術開発・生産を重視してほしいものです。事業・仕事環境改善を重視してほしいものです。
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