日本も戦争の時代に入ったようだ

戦争しないという憲法を持っているのに日本はどんどん戦争の道を歩き、最近は走っている感じがします。岸田文雄内閣は今後5年間で40兆円の防衛予算を組もうとしています。国民の大半は敵基地攻撃能力を持つことに賛成しています。戦争を予感しています。

しかし大半の国民が感じている外国の脅威とは何か、攻撃されない対策は何かなど、日本の平和を維持する思考が乏しくなっています。貧困問題が戦争問題にすりかわり、人々が戦争に関心を持ちつつあります。戦争思考が麻薬のように人々の心をむしばみつつあります。

アメリカで武器産業ががんのように増殖し、アメリカに死をもたらしつつあるように日本にも武器産業が成長を始め、やはりがんのように増殖を始めました。

戦争の時代に入ったからアメリカとの同盟の重要度が増したと考える人が大半ですが、同盟強化は確実に世界の分断を助長し、戦争の確率を高め、戦争規模を大きくします。貿易、輸入に依存する日本は戦争になると物資不足に悩み、貧困層の拡大、武器産業の縮小、戦争力低下、敗戦という太平洋戦争と同じ、悲惨な経緯をたどると思います。つまり破滅です。

何度でも書くが、アメリカと同盟して世界を平和にすることはありえません。戦争で世界平和は実現しません。残るのは荒廃です。アメリカも荒廃、日本も荒廃です。敵も荒廃です。世界荒廃です。

憲法を大切にし、信念をもって戦争放棄を続け、世界政治機関（当面は国連）を立て、世界司法を改善し、世界政治機関の信用を高める以外に世界平和を実現する方法はないと思います。まずは日本だけでもいい、憲法に立って馬鹿のように平和の道を歩くことを祈ります。1が2となり、3となるような小さいが確実な進展が世界を平和にするのに必要です。

日本が戦争の道を走るなら、私は別の平和の道を一人でもいいから馬鹿のように歩きます。二人になり、三人になるのを祈りながら歩きます。