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2023.01.22

自我とは別に精神の奥底で働き、自我を助けている精神こそ神ではないか

これまでの学問経験知識をもとに言うと、宗教教祖を神とする宗教団体は、宗教に世界性永遠性がないと思います。

ガウタマ・シッダールタは自分を神格化することはありませんでしたが、仏教宗派に信仰仏教が登場すると、ガウタマ・シッダールタを神格化し、彼を信仰の対象とする宗派が登場しました。しかし、大きな宗派にはなっていません。仏教の神髄は、すべては変化する。すべてをあるがままに受け入れ、自分勝手な思いを捨てようということになると思います。原始仏教には神信仰はないと思います。

キリスト教は、非常に複雑で、神、イエス・キリスト、聖霊が存在しています。三位一体という言葉で説明していますが、わかりやすく説明できるキリスト教学者はいないでしょう。新約聖書を研究すると、イエスは自分は神ではないと言っています。しかしそのイエスも聖霊は神とは別の聖なる力と感じていたようです。神が人に下す聖霊と思ったようです。天の神は、ユダヤ教(旧約聖書)が教える外なる神でイエスは子供のときから教え込まれてきたと思います。彼は疑問を持つことなく天の神を受け入れていました。天の神に加えて大きな力として聖霊を感じたのは、聖霊は彼が学んだ天の神とは違うと彼が感じたことを示しています。彼は内なる聖霊をより大きな力と思っていたと思います。

外なる神は、現代では疑問を持つ人が多く、キリスト教は、すぐれた教えをもっているにもかかわらず、教勢は減衰中です。

イスラム教は、今日においてもムハンマドは預言者とされ、神格化はされていません。預言がコーランに記録され、現代もイスラム教の経典になっています。したがってキリスト教より世界性永遠性を持っており、発展中です。しかし、神が天の神(外なる神)であること、聖戦が認められていることが、現代知識と調和せず、拡大の限界になると思います。我欲の強い人が自分の価値観を正しいと思い、聖戦に走るという不法が目立っています。戦争多発の原因になっています。

戦後日本で爆発的に信者が増えた創価学会は、法華経を学ぶという軸をもっていたが、法華経がよかったというより、信仰の力、集団の力で貧困から脱出という効果が強調されていたと思います。実際に信者は生き生きとし、できるとの確信をもって事業・仕事に当たり、成功してきたと思います。法華経で集団をまとめるのはむずかしかったようで、巨大集団、壮大な建造物、政治活動、世界平和活動(目立つもの)で信者をまとめる動きが顕著になり、集金熱心な宗派になりました。異様な動きは日蓮正宗富士大石寺乗っ取りでした。日蓮正宗は、日蓮の教えに忠実で、昔は身延山久遠寺の堕落を嘆き、分派し、富士大石寺を立て、日蓮信仰の情熱で迫害に耐え、現代に生き残ってきたと思います。しかし、戦後の政教分離で、日蓮宗の国教化の道をふさがれました。創価学会は富士大石寺に壮大な正本堂を建設するなどして金力で日蓮信仰の情熱をそぎ、創価学会との一体化を進めました。巨大集団への発展を企画したのでしょう。しかし日蓮忠実派は生きており、強烈な抵抗を続け、その抵抗を通して顕正会として抵抗派は発展し、富士大石寺の動揺に怒った創価学会と亀裂が深まり、ついには富士大石寺が創価学会を破門にする事態となり、日蓮正宗はその純粋性を維持することになりました。

しかし日蓮正宗は、法華経重視より、日蓮重視です。日蓮信仰と言っていいと思います。世界性永遠性がないと思います。一方、創価学会は、巨大集団形成に大失敗し、信者に無力感が出てしまい、近年は、政治活動も限界が目立ち、元気がないように思います。

日本では神道が大昔からあり、現代も仏教と同じぐらいの信者数を誇っています。仏教、キリスト教、イスラム教と異なり、生き方、考え方に関する教えの蓄積はできていないのですが、原始神道には自然に対する畏敬の念が生きており、自然保全の精神として現代に生きていると思います。山、森、海など万物に精霊が存し、人に働きかけているという信仰は、人の精霊が人に働きかけるという信仰になり、キリスト教の聖霊信仰と重なってきます。原始神道や未開民族に見られる精霊信仰(animism)は決して古臭いものではなく、人の感性の自然な作動であると思います。

人の精霊とは、人が人になる前、気が遠くなるような年月をかけ、形成された原始的精神と思います。自我未発達の状態で人を生かしてきた精神です。この原始的精神は現代も自我とは別に精神の奥深いところで働き続けています。原始的精神は自我を助けています。自我と原始的精神が協働すると、大きな力が出るのだと思います。これが信仰の力だと思います。これに自我の知識、知恵が加わって、人は生き生きと生きることができるのだと思います。

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曹洞宗の社会改善

戦争に明け暮れる鎌倉時代、仏教の神髄を求めて宋に行き、帰ってきて座禅を基本とする個人の悟りを重視した道元は京都ですぐ信用をえて、次第に弟子になる人が増えました。僧兵を持つ比叡山から攻撃され、武士の支持者、越前の地頭波多野義重 の支援で越前に逃げ、そこで永平寺を建立し、集団を育てました。武士の支援や人々の布施もあったが、生活は問題があり、食料生産などはしなければならなかったようです。

この生活改善の工夫努力の経験知識が、曹洞宗を全国に広めるのに役立ちました。

私の故郷は曹洞宗の寺が目立って多くありました。どちらが先に動いたかわかりませんが、中世以降の農民は曹洞宗の僧とよく相談し、僧の指導の下、協力して水田開発整備を行い、生産性を改善してきました。私が子供の頃は広大な水田が広がる見事な農業地帯でした。初期曹洞宗集団の自給自足の経験知識が活かされたことは間違いないと思います。都会の僧ではなく、地方の僧の経験知識が活きています。

道元は晩年鎌倉の執権北条時頼を訪問しています。呼ばれたということになっていますが、行ったのではないかと私は思っています。都落ちは実は彼にとって予想外の出来事ではなかったかと思ったからです。都に戻りたいとの思いがあったのではないでしょうか。

北条時頼は、地方豪族の一人であり、源家のような政治的権威はありません。そこで、対立する他豪族を戦で滅ぼすこともしたが、治安のため、また豪族や農民の信用を勝ち得るために禅宗普及に力を入れました。蘭渓道隆を宋から招き、建長寺を建立しました。苦悩が多かった彼は、道元についても禅宗一派ということで会ってみたいと思ったかもしれません。しかし道元は鎌倉にとどまることなく永平寺に戻り、旅の疲れが出たのかまもなく亡くなってしまいました。鎌倉は臨済宗が力があり、新宗の曹洞宗が入りこむ余地はなかったのではないでしょうか。政治権力に執着する北条時頼は、道元の只管打座、心身脱落のような徹底した悟りには同調できなかったのではないでしょうか。旅の途中、禅宗系寺に立ち寄るなどして多くの人と会い、支持者を増やしたのではないでしょうか。鎌倉訪問は関東に曹洞宗を広めたとの説があります。

現代の曹洞宗がどのような活動を行っているか知りません。政教分離で、活動範囲は狭いでしょう。福井県の永平寺については、昔訪問したとき、「禅寺といえども金ぴか永平寺」と記帳しました。鶴見の総持寺については経営が大変で責任者はお金の心配ばかりしているとのお話があります。まじめな学僧は、座禅のかたわら、あの難解な正法眼蔵(95巻)の読解に苦しんでいるのではないでしょうか。

私の故郷の友人が正法眼蔵を読解して毎月彼の月刊誌に載せています。読むのですが、彼の読解がまた難解で、一読では理解できません。何読しても難解です。なお、正法眼蔵のほかに正法眼蔵随聞記(6巻)(弟子のえじょうが道元の言葉を筆録したもの)が有名ですが、これは理解しやすい書物です。

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ロシアのウクライナ戦争は双方にとって悲惨

国は行政区、戦争による国土拡大は犯罪と考えますので、最初はロシアに正義なし、ウクライナの防衛は正当防衛と思い、ウクライナの防衛戦を支持していましたが、双方合わせて戦没者が20万人規模になっているのではないかとの情報に接し、現状はいけないとの思いが深まっています。

EU、ドイツは重火器支援に躊躇しています。戦争が拡大することに苦悩しています。ロシアは、軍事力を保持しているようでウクライナ東・南部の占領を続けています。ウクライナの戦意をくじくため、民間人・民間施設を攻撃し続けています。ウクライナは地獄になっています。

ウクライナの防衛意欲はよしとしますが、ウクライナ地獄はいいとは思いません。

AさんとBさんが殺し合いを始めたとします。Aさんに正義なし、Bさんは正当防衛とします。この殺し合いを見て国はどう行動するでしょうか。警察が出動して、Bさんを助け、警察がAさんと対峙し、逮捕するでしょう。

ロシアのウクライナ戦争では国連総会はロシアに正義なしと判断しました。常識では国連軍、あるいは国連警察が編成され、ウクライナを助け、国連軍、あるいは国連警察がロシアと対峙し、ロシアを制圧し、国連裁判にかけます。

現実はそうなっていません。アメリカ・ヨーロッパ、あるいはG7がウクライナを支援し、ウクライナは必死に防衛を行っています。世界平和のためつくった国連が機能しないことを真剣に問題にしない加盟国の言動はまさに異常です。今世界は異常です。大混乱です。

G7は今年国連司法強化を議論するそうです。過去の長い不毛のG7会議結果を見ると、G7国連司法強化議論に期待できないのですが、議論した方がいいと思います。

国が腹をすえて動くようになるには、世界の人々が、国連司法強化を求め、その動きの波が国をこえる大波となることが必要と思います。政治の主役は、国も世界も人々だと個人が自覚し、政治を学問し、国連司法強化の価値観を共有することがだいじです。

世界平和は国が考えてくださいでは個人は怠慢です。

なお、暫定的ですが、ロシアと国境を接する国はすべて軍・警察を動員して国境警備に入るといいと思います。ロシアに侵攻するためではありません。ロシアの非常に長い国境線にロシアの軍事力を分散させるためです。ロシアがウクライナに回せる軍事力が減るでしょう。ウクライナの防衛負担が減るでしょう。ロシアの戦争負担が増えるでしょう。ロシアの戦争づかれが加速するでしょう。ウクライナは損失を極小にし、時間が問題解決をするのを待つようにします。(注)プーチンロシア大統領は老人です。病気との説もあります。権力維持は5年程度ではないでしょうか。ウクライナ戦争決着を急ぐと双方の損失は致命的に大きくなります。

こうしておいて世界の人々は国連司法強化を前進させるといいと思います。問題縮小、損失縮小が人類の知恵と思います。

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2023.01.21

イエスの弟子達はユダヤ人であったが、ローマ世界にキリスト教を伝道した

現代ユダヤ人はユダヤ民族あるいはユダヤの国にこだわり、世界人意識がありません。ところが2000年前、イエスの弟子達は、民族あるいは国にこだわらず、当時世界と言っていいローマ世界でキリスト教を伝道しました。

ガリラヤ湖で漁師などをしていた地方人のユダヤ人が数年イエスと行動を共にしている間に民族や国をこえ、世界人になったことは不思議です。イエスの教えは、民族主義も国家主義もなく、神の教えだけだったが、この教えに、弟子達は、息苦しい地方の生活とはまったく異なる自由を感じたのではないでしょうか。過去の小さな生き方とはまったく異なる大きな生き方を感じたのではないでしょうか。

弟子達は、貧しい生活から解放されることを望んだが、イエスは、罪から解放されることを教えました。政治を批判するのではなく、国の権力者達の不法を問題にしました。ユダヤ民族の間で蓄積された律法は、民族法をこえ、人間法、あるいは世界法に昇華されていました。ユダヤ民族が神に叩かれる原因は、高度な律法を持ちえたのに、いつまでも民族主義、国家主義に執着して神に逆らっていることにあると思います。

民族主義、国家主義をこえる世界観は、世界平和の必要条件と思います。外国人も人と認識しています。キリスト教伝道者は、死を恐れず、国を出て、未開の地にキリスト教を伝道したが、その勇気は神、聖霊、キリストを信じる信仰から来たと思います。すべての人はイエスが十字架で殺されたことで救われたという喜びをすべての人に伝える使命があると伝道者は思ったと思います。

キリスト教の中で、聖霊信仰、生き生きと生きる力、人を生かす愛、罪からの解放(自然に世界に通用する法を守っている)などは現代も通用します。永遠性があると思います。

武器弾薬を使った戦争あるいは防衛で世界平和が実現する訳がありません。軍事力均衡による不戦が平和なんて虚偽です。不安危険です。武器弾薬を使って戦争する国・人を恐れず、生き、人を生かす信念と愛の生き方の方が安心安全です。

 

 

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2023.01.18

岸田文雄総理は急がば回れの知恵を忘れている

岸田総理はアメリカ国民の動向を調査分析していないと思います。バイデン大統領が信用を失っていることを考慮していません。自分の考えをバイデン大統領が喜んだということだけで自分の考えに自信を持ってしまいました。軽薄軽率です。アメリカは現在混乱しています。

アメリカと同盟し、中国と対決決着するという考えは無謀です。急ぎすぎで実現性がゼロです。岸田総理が思うほど、ことは簡単ではありません。ウクライナのように日本は地獄になります。戦没者は増え、町は廃墟になり、貧困化が進みます。原発が破壊されれば放射能汚染に苦しみます。

仮に中国の台湾戦争がなくても、防衛費増額・増税は民生を苦しめます。日本は大損です。武器弾薬による防衛は要注意です。忍耐をもって外交を続け、チャンスを待つ精神が必要と思います。すぐ軍事力に訴えるアメリカとの同盟はこわいと思います。アメリカは法重視の国ではありません。無法国と言っていい国です。日本はアメリカに対する用心が足りません。始めた防衛戦争は簡単に終われません。

アメリカが日本を助けるという期待は、アメリカ国民の戦争反対で裏切られます。アメリカ国民は、日本が頑張れと言葉だけ送ってくるでしょう。軍人は来ないと思います。アメリカが戦場にならないからです。アメリカはウクライナに軍人を送っていません。そのうちに武器弾薬も送らず、戦争が嫌ならロシアと停戦交渉に入れと言うでしょう。アメリカ国民が軍事支援継続を嫌うからです。

アメリカが中国と戦争することは第三次世界大戦になることを意味します。アメリカも廃墟になります。戦争しないと思います。

アメリカの財政は実質破綻です。これ以上、国の借金増加は国民の貧困化加速の原因になります。他国の戦争のために自分が貧困になることを我慢する国民はいません。

岸田内閣総辞職を要望します。岸田総理が政治に執着するなら次の総選挙で岸田内閣および自公にはっきりと反対を表明しましょう。

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2023.01.15

イエス・キリストなどが教える絶対的不戦が世界を平和にする

約2000年前、ローマの支配下にあったイスラエルは、ローマに認められたイスラエル王、大祭司連、聖書学者らが権力者として威張り、人々は不自由に苦しんでいました。無力な人々はキリスト(救世主)が現れることを望んでいました。

そこに現れたのがイエスです。彼は反ローマあるいは反王で武装組織を編成するのではなく、地方の普通の人(ガリラヤ湖の漁師など)に呼びかけ、弟子とし、神を信じることを説きました。従来の律法を守るという考えではなく、神を信じる信仰を教えました。彼は伝道に入る前、荒野で修業をしました。誘惑に勝ち、信仰に生きる決意をしました。すると、体内に大きな力を感じました。天から聖霊が下ったと思いました。

彼は律法を守る努力ではなく、信じること、愛することで、努力することなく律法を守っている状態になること、生き生きと生きることができることを示しました。多くの人々がイエスを、待ち望んでいたキリストであると受け入れました。

しかし権力者たちは、自分達の権威が失われることを恐れ、イエスは神を冒涜しているという罪で逮捕し、ローマに判決を求めました。ローマ総督ピラトは、権力者たちと争いになることを嫌い、判決を彼らにまかせました。判決は死刑でした。ピラトは彼らの判決を受け入れ、イエスを十字架の刑に処しました。

イエスが逮捕されるとき、弟子の一人、ペテロは剣をぬき、逮捕に来た人と争いましたが、イエスはペテロを制し、自分一人逮捕されました。イエスは自分が処刑されることで人々の罪が赦されると信じていました。つまり自分が処刑されることは神の心と受け止め、逮捕時、逃げようとしませんでした。

イエスの生きざま、死にざま(聖書によればさらに復活)を見たペテロらは自分の信仰のなさに泣き、悔い改め、死を恐れない信仰者となり、ローマ世界に伝道しました。キリスト教信者の迫害に熱心だったパウロは、ある日、神に打たれ、悔い改め、聖霊に満ちたキリスト教信者となり、キリスト教伝播に大活躍しました。

イエスの教えは、現代にも未来にも通用するもので武器弾薬を使った戦争についての絶対不戦の考えこそ世界を平和にすると思います。G7が武器弾薬をもって不法無法の強大国を滅ぼしても平和は束の間で、G7の中で覇権争いが生じ、対立が始まります。

(注)仏教の祖ガウタマ・シッダールタ(ブッダ)は、絶対不戦の人で、我欲を捨て、瞑想して悟ることで苦悩から解放され平安に生きました。神あるいは聖霊を信じる教えはなく、思考・知識・悟りを重視する哲学(大乗仏教)でしたが、その後、信仰仏教(小乗仏教)が登場しました。この方が人々は受け入れやすく、現代では信仰仏教が主流となっています。

公明党の支持団体創価学会は仏教団体の一つと思いますが、公明党は岸田文雄内閣の防衛力・アメリカとの同盟強化に反対していません。創価学会の信者はブッダの心はわかっていないと思います。

イスラム教は、教祖ムハンマドが、神に反する権力者と武器をもって戦って彼が信じるイスラム教社会を構築したので、現代も聖戦という考えがあり、不戦宗教になっていません。永遠に聖戦という名の戦争を続けるのではないでしょうか。

神道には色々な神が存在します。戦争の神も存在し、絶対不戦の宗教ではありません。しかし、神道の神の中には平和の神も存在します。信じる神に応じて信者は戦争派にもなり、平和派にもなります。靖国神社は戦死者の霊を祀っています。慰霊だけが目的ではなく、戦死者を軍神として祀っていると思います。

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2023.01.14

とても戦争ムードにはなれない

中国脅威論を説く人は平和ボケと批判するが、批判されても不戦の方が国は安全、人々は幸福ではないかと予測しており、岸田文雄内閣には同調しません。防衛費増額・増税には反対です。大火器開発・保有は、日本の戦争被害を大きくします。政府破綻を加速します。貧困層を拡大します。実質破綻政府および貧困な人々が持久力をもって防衛できる訳がなく、防衛は失敗すると思います。無益有害と思います。

日本は国連司法強化を考えるといいと思います。国連は無力と嘆いているだけでは国連を維持する意味がありません。

強大国アメリカと同盟すると日本は安全というのは信用できません。反対に危険ではないでしょうか。アメリカのアフガニスタン戦争、イラク戦争に協力した同盟国は、最後は協力は嫌だと思ったと思います。今後もアメリカが中心になって世界秩序をつくることはないと思います。

世界秩序をつくるのは、世界法を重視する世界の人々の声の高まりだと思います。国をこえた協力だと思います。強大国でも、G7でも、新興国でも、人口が非常に多いインドや中国でもないと思います。

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2023.01.08

中国と日本が戦争する原因

アメリカと中国の対立が深まっていることは事実ですが、中国と日本は従来どおり経済交流しており、戦争になるような深刻な対立はないと思います。嫌な問題は中国が尖閣諸島を中国の固有の領土と主張し、海警船を出して周辺海域で漁をする日本漁船を妨害することです。日本の巡視船は常時海警船の動きを見張って海警船を追い出さなければなりません。

どうして中国が関係悪化の原因になる現実否定の不法を続けるのか理解ができませんが、日本としては巡視船を張って海警船を防ぐ以外に方法がありません。巡視船が銃撃することはやってはいけません。やると海警船も銃撃してくるため、争いが拡大します。

中国が意図的に日本との経済交流を縮小する場合は、日本は警戒すべきです。戦争を計画している確率が高いと思います。経済交流縮小は戦争準備の恐れが大きいと思います。

現状を観察すると中国は在日アメリカ軍とか、日本のアメリカとの同盟を非常に気にしています。アメリカと中国が戦争になったとき日本からアメリカ軍が出動するからです。中国が日本を牽制する目的は、日本が、戦争を嫌い、アメリカと中国が戦争しない方向にアメリカに働きかけてくれることを期待しているかもしれません。

しかし、現在の岸田文雄内閣は、いざとなったら日本はアメリカと一緒に戦争するとの決意を固めた印象を受けます。この断固たる姿勢で中国の戦争を思いとどまらせることができると思ったのでしょう。

それにもかかわらず中国が戦争で台湾を統合することを実行に移すと、アメリカは台湾に軍事支援を行うでしょう。日本からも台湾が必要とする物資が送られるでしょう。一気に中国と日本の関係は悪化し、対立が激しくなり、沖縄は、戦場のような雰囲気になるでしょう。

現在は戦争の時代です。国連は機能していません。アメリカとの同盟廃止はまずないでしょう。アメリカからの独立のチャンスを逃がし、アメリカ従属を続けた結果、日本が戦争に巻き込まれる恐れが大きくなりました。

個人はいかに戦争の時代生きるべきか、今、真剣に考えないと、太平洋戦争時代の日本の再現になると思います。

私は戦後の自由平等平和民主主義を大切にし、岸田内閣の防衛費増、増税に反対します。お金は自分の事業・仕事に投資します。減税を求めます。戦争には関係しない工夫努力をします。

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2023.01.06

世界平和統一家庭連合(連合)と創価学会(学会)は同質で政治を乱している

連合はカルトだということで解散すべきという声が大きなっています。それに伴い学会も問題という声が次第に大きくなってきました。

昔に比べると学会は布教に消極的で、目立つのは自分の政治団体公明党の選挙活動だけです。したがって危険度は下がったと言えますが、公明党は、自民党と連携し、政治を自分に有利に動かすことに積極的です。公明党は、自民党が戦争に走ることにブレーキをかけていることを売りにしていますが、それは表向きのことで、実は学会員の経済を考えています。自民党に協力する見返りは公明党の要望への協力であり、国交相のポストです。国交省は非常に大きなお金を動かす省です。政治を学会員のために動かせると思います。

憲法は政教分離です。政治が特定宗教に肩入れすることを禁じています。現在は自民党が政治を担当しており、学会が政治で特別扱いされています。これは自民党の堕落であり、政治の堕落です。

自民党・公明党を捨て、政治の堕落にストップをかけることが日本の先進に必要なことだと思います。

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2023.01.05

岸田文雄総理が突然民生、地球環境を重視すると言い出した

岸田総理は矛盾したことばかり言います。彼のどの言葉を信用すればいいかわかりません。理解できません。

昨年は、防衛費増・増税、原子力推進と言ってきました。当然のことながら人々は岸田総理を評価しません。不評を気にしたのか、新年になると、突然、人、デジタル、グリーンを重視すると言い出しました。

不評を気にして聞こえのいい言葉を羅列したのでしょう。実質破綻の政府はあれもこれもできません。防衛費増・増税、原子力推進が優先するのではないでしょうか。聞こえのいい言葉は信用しない方が無難です。

人についてはリスキリングと言い出しました。リス・キリングと読むと意味不明、リ・スキリングと読むと意味がわかります。英語のスペルはreskillingで、変化・変革に対応して知識(技術・技能)を学び直すという意味だそうです。2000年のダボス会議でリスキリンが重要視されたそうです。日本の場合は、1990年頃からずっと今日まですべての分野で保守的思考が支配的で、遅れが目立ってきました。人々の生活水準も改善していません。新築される住宅を見ると貧困層拡大は明白です。経済低迷だけでなく、人々は夢がない惰性的生き方をやってきました。学ばない日本人などという言葉をよく見るようになりました。

岸田内閣が本当にリスキリングに取り組んでくれるなら結構なことです。人、デジタル・グリーンなどについて口だけでなく、計画を立て、実行してほしいと思います。

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2023.01.04

高齢者の自動車の運転

傾向として老人が運転が下手になることは認めますが、近年の警察は、過度に運転をやめさせようとしています。私は82歳です。友人知人は高齢者が多く、運転をやめた人が多いです。しかし、免許の更新をやらなくてしまったと思っている人が結構います。どこか行動力がなく、生き方が消極的です。自分で何かする意欲が弱い感じがします。

よく接触事故などをおこす人は、老人になると自分の運転能力の限界を感じて比較的早めに運転をやめます。これは健全な判断と思います。しかし、老人になったから運転をやめるべきという一般論は真実ではないと思います。

私は82歳、しかも前立腺がんは抗がん剤使用段階です。ところが、自分だけでなく、妻や子や孫などに何かあって私が車を出す必要がよく生じています。町の仕事をやっていますが、車でものを運ぶ必要があります。車は生活必需品と思っています。交通が不便な遠いところに行くと、レンタカーを借りないと目的が果たせないことが多いと思います。

車好きの私も、あえて友人知人をさそって長距離ドライブを楽しみたいとは思いません。疲れるからです。そのような企画は近年はしていません。したがって排気量の大きい車は必要ありません。昨年、ダイハツの軽自動車ミライ―スを買いましたが、比較的小さい日産のキューブと比較すると、軽々しいと思います。ハンドルまで軽く、回しすぎ、持ちすぎになりやすいと思います。道路からの振動がもろに体に伝わってきます。加速でエンジン音が変わり、その変化がうるさく感じます。とまると無音になりますが、ブレーキから足をはずし、アクセルを踏むと、スターターが始動してガチャっと音がします。うるさい車です。しかし慣れると非常に運転が楽な車だと思います。コストパーフォーマンスが優れています。ガソリン車ですが、私が足として使っている分には電気自動車を買うより、はるかに有利と思います。

生活に必要と思い、かつ運転中、危険を感じることがない状態では車の利用を続けたいと思います。すでの60年以上、車に乗ってきましたが、渋滞で、また交差点で停車中、うしろの車に追突された事件が1回ずつ、まちなかの交差点で、路地から猛スピードで飛び込んできた少学生の自転車が横っ腹に衝突した事件が1回でした。すべて相手の責任ということになり、免許証のゴールドは変わりませんでした。威張らず、今後も安全運転でいきます。

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2023.01.02

新年明けましておめでとうございます

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事業・仕事環境は悪化する動きですが、悩んでいるだけでは事業・仕事ができません。人々が生きるのに必要な事業・仕事は永遠です。発展を祈り、信じ、不自由に負けず、一生懸命、工夫努力をしたいと思います。

前立腺がんのことは医師にまかせ、私は、自分の事業・仕事を考えて生きたいと思います。「家業」発展を夢見て、基盤づくりをやっています。

政治が悪いと思いますが、政治家を志向しません。やはり技術開発・生産を重視したいと思います。今後の世界を予測すると政治家より事業家・仕事人の方がやりがいがあると思います。

政治家については公務員精神で人々のために政治改善・改革に取り組んでくれればいいと思っています。事業家・仕事人の邪魔だけはするなと思います。防衛費増・増税は迷惑です。戦争しない外交に注力してほしいものです。

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