ロシアのウクライナ戦争は双方にとって悲惨
国は行政区、戦争による国土拡大は犯罪と考えますので、最初はロシアに正義なし、ウクライナの防衛は正当防衛と思い、ウクライナの防衛戦を支持していましたが、双方合わせて戦没者が20万人規模になっているのではないかとの情報に接し、現状はいけないとの思いが深まっています。
EU、ドイツは重火器支援に躊躇しています。戦争が拡大することに苦悩しています。ロシアは、軍事力を保持しているようでウクライナ東・南部の占領を続けています。ウクライナの戦意をくじくため、民間人・民間施設を攻撃し続けています。ウクライナは地獄になっています。
ウクライナの防衛意欲はよしとしますが、ウクライナ地獄はいいとは思いません。
AさんとBさんが殺し合いを始めたとします。Aさんに正義なし、Bさんは正当防衛とします。この殺し合いを見て国はどう行動するでしょうか。警察が出動して、Bさんを助け、警察がAさんと対峙し、逮捕するでしょう。
ロシアのウクライナ戦争では国連総会はロシアに正義なしと判断しました。常識では国連軍、あるいは国連警察が編成され、ウクライナを助け、国連軍、あるいは国連警察がロシアと対峙し、ロシアを制圧し、国連裁判にかけます。
現実はそうなっていません。アメリカ・ヨーロッパ、あるいはG7がウクライナを支援し、ウクライナは必死に防衛を行っています。世界平和のためつくった国連が機能しないことを真剣に問題にしない加盟国の言動はまさに異常です。今世界は異常です。大混乱です。
G7は今年国連司法強化を議論するそうです。過去の長い不毛のG7会議結果を見ると、G7国連司法強化議論に期待できないのですが、議論した方がいいと思います。
国が腹をすえて動くようになるには、世界の人々が、国連司法強化を求め、その動きの波が国をこえる大波となることが必要と思います。政治の主役は、国も世界も人々だと個人が自覚し、政治を学問し、国連司法強化の価値観を共有することがだいじです。
世界平和は国が考えてくださいでは個人は怠慢です。
なお、暫定的ですが、ロシアと国境を接する国はすべて軍・警察を動員して国境警備に入るといいと思います。ロシアに侵攻するためではありません。ロシアの非常に長い国境線にロシアの軍事力を分散させるためです。ロシアがウクライナに回せる軍事力が減るでしょう。ウクライナの防衛負担が減るでしょう。ロシアの戦争負担が増えるでしょう。ロシアの戦争づかれが加速するでしょう。ウクライナは損失を極小にし、時間が問題解決をするのを待つようにします。(注)プーチンロシア大統領は老人です。病気との説もあります。権力維持は5年程度ではないでしょうか。ウクライナ戦争決着を急ぐと双方の損失は致命的に大きくなります。
こうしておいて世界の人々は国連司法強化を前進させるといいと思います。問題縮小、損失縮小が人類の知恵と思います。
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