ワールドベースボールクラシック(WBC)の試合を見ているとプロ野球が成り立つ訳がわかる
監督も選手も一生懸命野球をやっており、経験を積んでいるとの印象で上手で見ているだけでも感心します。巨大な東京ドームの観客席が満席になっています。野球はルールが簡単で見ていれば何をやっているかすぐわかります。ボールを投げる、ボールをうつ、ボールをとる、走るが基本動作です。野球愛好者の層は非常に厚いと思います。
私は1945年、5歳でしたが、野球知識はゼロだったと思いますが、どこからともなく野球情報が入ってきたようで野球用語を覚えました。小学校のグランドでは日曜日大人達が野球の試合をやっており、自分もやりたい、グローブ、ミット、バット、ボールがほしいと思いました。母が厚手の布を使ってグローブやミットをつくってくれました。なかなか試合をやれるだけのメンバーが集まらず、軟式のボールを使ってキャッチボールや、打撃だけの遊びをやっていました。中学生になるとソフトボールが普及し、バットとボールがあれば試合ができたので学校でソフトボールの試合をよくやるようになりました。私は特に野球部に入部しなかったので軟式も硬式も学生時代は試合をやることがなかったのですが、会社に入ると、親睦で社内の人や社外の人と軟式の試合を時々やるようになり、喜んで参加していました。
しかし年に数回試合をやるだけだけだったので歳とともに試合をやらなくなりました。試合をやらないと、プロ野球を見る、高校野球を見ることにも関心が薄れ、いつしか野球は私にとってマイナーになってしまいました。
したがってテレビでも野球は見ませんが、なぜか今回のWBCはテレビを見る気になって見ました。日本が参加した予選リーグ戦を見ました。日本チームも外国チームも監督や選手が一生懸命やっており、昔の試合よりはるかにレベルが上がっていたので新鮮でした。
WBCは、各国の優秀プロ野球選手の発表会のようなものです。見ているだけでも引き込まれます。プロ野球が成り立つ訳がよくわかります。ヨーロッパでもイタリアやオランダが強いと聞いて、野球は世界のスポーツになったと思います。
ところで現在の私はゲートボール(GB)を一生懸命やっています。日本で開発されたスポーツで老若男女誰でも楽しめる全世代型スポーツだと思います。15m×20mの平面コートがあればできるので野球場のような大きな施設がなくてもできます。試合は5人対5人で行いますから野球よりチームを編成しやすいです。しかし作戦が非常にむずかしく、普通の人は何をやっているのかわかりません。なぜ目の前のゲートを通さないのかと思ったりするでしょう。打撃や作戦の上手さを競いますから、上手になりたいと思っている人は、すぐれた打撃、作戦に引き込まれます。(注)作戦はむずかしいが、見ている人は打撃上手に驚きます。すでに世界大会はありますが、まだプロGBはありません。外国への普及はこれからです。世界スポーツになる確率が高いと思います。50年後でしょうか。100年後でしょうか。
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