抗がん剤の点滴の継続が苦しい
胃酸過多になったり、口内炎ができたり、軟便の排便がとまらなかったりしたのでいよいよ体が抗がん剤に負け始めたかと覚悟していましたが、今日、病院に行って診断を受けると、医師は、体は大丈夫、前立腺がんは増殖を抑えられ、腫マーカーPSAが減少する傾向が続いていると言って抗がん剤の点滴は継続することになりました。
幸い胃酸過多、口内炎が治ったのでまだ大丈夫かなと思うようになりました。
しかし、今日は9回目の抗がん剤の点滴を受けましたが、慣れっこになり、気楽と思いきや、1時間30分の拘束が一段と苦しく感じられて参りました。最初は音なしのテレビを見ていたのですが、体をあまり動かせない状態でテレビを見続けることは苦痛でした。
手足の爪が駄目になるのを防ぐため、冷凍した冷媒入り手袋を手足の指にかぶせますが、凍傷になるのではないかと思うほど痛くなります。耐えられないと手袋をはずして指を温めますが、しばらくは感覚が戻りません。看護師に冷凍手袋はつけなければいけないかと問うと、昔は手袋を使っていなかったが、爪がはがれるような副作用が多発した、手袋を使うようになって爪がはがれた人がでなくなった、我慢して手袋を使った方がいいとのことでした。
手袋を使っていると、指の痛みが気になって本を読む、音楽・朗読を聞くなどの気になりません。眠くもなりません。普通なら考えることができるのですが考えることができず、深呼吸したりしてひたすら時間がたつのを祈ります。1時間半が苦しくなる一方です。時間が長くなります。
看護士に睡眠導入剤を使わないのかと聞くと、最初から点滴薬に入っている場合があるが、当病院では使わないとのことでした。点滴終了後、完全に目覚めないと患者が家に帰れなくなるからだそうです。点滴を受けただけでもふらつき、車で帰ろうとして病院の駐車場内で事故を起こした人がいたそうです。(注)当病院は抗がん剤点滴を受ける人は車で来ることは禁止になっています。
家に帰ると体を動かしながらいろいろな仕事ができます。あっという間に時間がたっていきます。時間が短くなります。
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