創価学会の拡大と縮小
戦後、池田大作氏が創価学会会長になってから学会の拡大がおこり、学会と日蓮正宗との争いの激化とともに学会の拡大が止まり、縮小が始まりました。池田氏の死去で学会の混乱度がひどくなり、縮小は加速するでしょう。
学会と日蓮正宗の関係は、学会初代会長が日蓮正宗信者であったことから始まります。学会の教えの基本は日蓮の教えです。そのまたもとは法華経です。したがって学会信者は法華経および日蓮宗を学びます。
日本で日蓮宗が人気が高い理由はその現世救済の精神と国家主義にあると思います。
現代仏教は鎌倉新仏教の流れにあり、特に現代新仏教はありません。戦後隆盛をきわめた創価学会も日蓮宗の流れにある宗教団体です。
浄土宗は他力本願、極楽往生で今一つ庶民の心をとらえることができません。
浄土真宗も他力本願、戒律軽視、悪人も救われるとの説で庶民に歓迎されましたが、この世の生活が改善しない面がありました。
時宗も他力本願で、踊念仏でうさをはらしている感じでした。
臨済宗や曹洞宗は、座禅重視、悟り重視で、庶民的ではありませんでした。
その点、日蓮宗は、現世救済精神、国家主義、政治改善重視など現代でも人気が高いと思います。
創価学会はその波に乗ったのですが、カネカネカネになり、また政治的になりすぎ、日蓮正宗の権威をおかすまでになり、破門されてしまいました。
日蓮宗一派として生き残れるかという状態でしょう。
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